1. はじめに
日本国内で長年活躍してきたトラックの中には、まだまだ海外での需要が高い車両が数多く存在します。今回はその一例として、日野自動車製の大型トラック「プロフィア(型式:PK-SH1EDJ)」を、東アフリカに位置するモザンビーク共和国へ輸出した事例をご紹介いたします。
モザンビークではインフラ整備や建設需要の高まりにより、大型商用車の需要が急速に増しています。その中でも、信頼性が高くパーツ供給も安定している日本製トラックへの関心が強く、特に日野のプロフィアは現地の輸送ビジネスで重宝されています。
この記事では、輸出したトラックの仕様、市場背景、バイヤー様からの反応などを含めて詳しく解説してまいります。
2. 輸出車両の詳細情報(日野 プロフィア PK-SH1EDJ)
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 日野自動車 |
車名 | プロフィア |
型式 | PK-SH1EDJ |
エンジン型式 | E13C(直列6気筒ディーゼルターボ) |
排気量 | 約12,913cc |
トランスミッション | 7速マニュアルトランスミッション |
駆動方式 | 6×2(後輪2軸駆動、3軸仕様) |
最大積載量 | 約13トン(仕様により変動) |
ブレーキ | フルエアブレーキ |
キャビン形状 | フルキャブ・ハイルーフ |
用途例 | 長距離輸送、建設資材運搬、コンテナ輸送など |
日野プロフィアは日本国内において長距離輸送や重量貨物輸送に活躍していた車両で、その高トルク・低燃費エンジンと堅牢なシャーシ構造が特徴です。2005年式ながらも適切な整備により、まだまだ現役として活躍可能なコンディションを維持しています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
モザンビークにおける大型トラックの需要
モザンビークでは港湾都市マプトやナカラを中心に物流インフラが急成長しています。特に鉱物資源・農産物・建築資材などの国内移動や輸出入が活発化しており、それに伴い輸送力の高い大型トラックへのニーズが高まっています。
日本製の中古トラックは、モザンビーク国内のインフラ事情や気候に適応できる頑丈さと燃費効率の良さが高く評価され、日野プロフィアのようなモデルは特に重宝されます。
燃費と経済性の両立
プロフィアは12.9Lの大型エンジンを搭載しながらも、高効率な燃焼システムとトルク性能のバランスにより、長距離輸送でも燃費を抑えられる設計となっています。これにより、運送業者にとっては「燃料コストの削減」という大きなメリットがあります。
メンテナンス性とパーツ供給
日野トラックはアフリカ各国においても既に多く導入されており、現地には修理経験のある整備士やパーツの在庫も豊富です。そのため、導入後のメンテナンスも比較的容易で、長期運用を見込んだ購入が可能です。
4. 現地のお客様の声
今回のトラックを購入されたのは、モザンビークのナンプラに拠点を置く物流会社のオーナー様です。これまでにも日本からの中古トラックを数台導入しており、今回が3回目の取引となります。
以下はバイヤー様からいただいたコメントの抜粋です:
「プロフィアは力強く、エンジンも非常に静かでスムーズです。日本からのトラックは整備が行き届いており、信頼して購入できます。エブリィさんは対応が迅速で、書類の準備もスムーズでした。」
「今回も到着後すぐに現場で使い始めることができ、輸送効率が向上しました。次回もまたお願いしたいと思います。」
現地ではすでにコンテナ輸送業務に稼働しており、評判も良好とのことです。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回の【買取実績】では、日野 プロフィア(PK-SH1EDJ)・2005年式がモザンビークの物流企業によって再活用され、新たなフィールドでその性能を発揮することとなりました。
エブリィでは、日本国内で使用されてきたトラックやバスを、輸出用に適切に整備・点検した上で世界各地に送り出しています。特に、年式の古い車両であっても、状態が良ければ高値での買取・輸出が可能です。
「今は使っていないけれど、処分に困っているトラックがある」
「海外で再び活躍できるなら、価値ある形で手放したい」
そういったお考えをお持ちの方は、ぜひ一度エブリィにご相談ください。あなたの車両が、海外の現場で再び人々の生活を支える力になります。
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