1. はじめに
日本国内で使用されていた高品質な商用車は、海外の物流・建設・インフラ産業にとって非常に価値のある存在です。とくに新型の大型トラックは、輸送インフラが発展途上にある地域において、経済発展を支える重要な戦力となります。
今回は、エブリィが日本からフィリピンへ輸出した「三菱 スーパーグレート(KL-FP54JDR)」をご紹介します。2022年式という比較的新しい車両であることから、信頼性・快適性・燃費性能など、あらゆる点で優れており、東南アジア市場において高い需要を誇るモデルです。
本記事では、このスーパーグレートがなぜフィリピン市場で人気を集めるのか、どのように輸出が行われたのか、そして現地からの反応について詳しく解説します。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回フィリピンに輸出された「三菱 スーパーグレート(KL-FP54JDR)」の主要スペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 三菱ふそう(Mitsubishi Fuso) |
車種 | スーパーグレート(Super Great) |
型式 | KL-FP54JDR |
エンジン型式 | 6M70型 ディーゼルターボエンジン |
排気量 | 約12,880cc |
最大出力 | 約380PS(279kW) |
トランスミッション | 6速または12速マニュアル(機械式 or AMT) |
駆動方式 | 6×2(後輪2軸駆動) |
ブレーキシステム | エアブレーキ(ABS装備) |
サスペンション | リーフ式(前)+エアサス(後) |
キャビンタイプ | フルキャブ(ハイルーフ) |
用途 | 長距離物流、建設資材運搬、コンテナ輸送など |
この型式は、国内でも重量級輸送を支えるトラックとして広く利用されており、その堅牢性・パワー・運転者の快適性に定評があります。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ フィリピンの物流ニーズと商用車事情
フィリピンは島嶼国家であるため、港湾や道路交通インフラの発展により、陸送トラックの需要が年々増加しています。マニラやセブ、ダバオなどの大都市圏を中心に、インフラプロジェクトや物流事業が活発化しており、高性能で信頼性の高い日本製トラックへの注目が高まっています。
■ 三菱スーパーグレートが評価される理由
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高出力エンジン:12リットル超の排気量から生み出されるパワーは、長距離運搬や山道のある地域でも余裕ある走行を可能にします。
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耐久性と整備性:日本国内での厳しい使用環境でも耐え抜いた構造は、フィリピンの多様な道路事情にも十分対応できます。整備パーツの入手がしやすく、故障時の対応も容易です。
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ドライバー快適性:ハイルーフのキャビン設計やエアサスシートの採用により、長距離運転でも疲労を軽減。現地運転手からも好評です。
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燃費効率:大排気量ながらも電子制御によって燃料効率の最適化が図られており、運行コストを抑えることができます。
■ 環境規制への対応
近年、フィリピンでも環境規制が徐々に導入されており、Euro III~IV対応エンジンを搭載した中古車両が好まれる傾向にあります。KL-FP54JDR型は、排ガス規制にも対応しているため、都市部でも安心して使用可能です。
4. 現地のお客様の声
今回の輸出先であるフィリピンの物流企業様からは、次のようなお言葉をいただいております。
「エブリィさんからの購入は今回が初めてでしたが、車両状態が非常に良く、輸送も迅速で大変満足しています。スーパーグレートは我が社のフリートに加えるには理想的なトラックでした。」
「日本車は中古でもしっかりと整備されていて、安心して運行できます。今後も日本からの輸入を続けたいと考えています。」
日本のトラックに対する信頼と、エブリィの丁寧な対応が高く評価されていることがうかがえます。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回の三菱 スーパーグレート(KL-FP54JDR)のフィリピン輸出事例を通じて、日本の大型トラックがいかに世界で求められているかを改めて実感しました。特にアジア諸国では、インフラ整備や物流事業の成長に伴い、高耐久・高性能な日本車の需要が今後も継続的に増加することが見込まれます。
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