1. はじめに
日本の中古バスは、海外市場で根強い人気を誇っています。とくにアフリカ諸国では、「頑丈で壊れにくい」「燃費が良い」「部品の入手がしやすい」などの理由から、日本製バスへの信頼が非常に高まっています。
今回はその中でも、日野自動車の中型バス「リエッセ(BDG-RX6JFBA)」・2008年式をザンビアへ輸出した事例をご紹介します。
リエッセは、都市部と地方のアクセス改善、スクールバスや観光用など、幅広い用途に活用されてきたモデルであり、日本国内ではその扱いやすさと耐久性から多数導入されてきました。今回の輸出事例では、ザンビアの都市と農村をつなぐ地域輸送を目的として導入されました。
この記事では、輸出車両の詳細、なぜザンビアで人気なのか、現地バイヤー様の声、そして最後にエブリィのサービスについてご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
車種名 | 日野 リエッセ |
型式 | BDG-RX6JFBA |
エンジン型式 | J05E(直列4気筒ディーゼル・ターボ付き) |
排気量 | 約4,700cc |
ミッション | 5速マニュアル |
駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
全長 | 約6,990mm |
全幅 | 約2,080mm |
全高 | 約2,630mm |
定員 | 最大29名(座席+補助席仕様による) |
用途 | 地域バス・スクールバス・観光輸送 など |
特徴 | 小回りの利くボディサイズ/乗降しやすい低床構造/堅牢で耐久性に優れるシャーシ設計 |
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ 地方と都市部を結ぶ交通インフラの要
ザンビアでは首都ルサカを中心に交通網が発展しつつありますが、地方都市や農村部との間にはいまだにアクセスが不十分な地域も存在します。そうした地域では、信頼性の高い輸送手段が求められており、中型サイズで使いやすい日野リエッセのようなバスが活躍の場を広げています。
■ 高い燃費性能とメンテナンス性
リエッセに搭載されているJ05Eディーゼルエンジンは、燃焼効率に優れ、同クラスの中型バスと比べても燃費性能が非常に高く、運行コストの削減につながります。燃料代の高いアフリカ諸国では、1リットルあたりの走行距離がバス選びの重要な基準になっており、リエッセの優秀な燃費性能は大きな強みです。
さらに、日野ブランドはザンビア国内でも認知度が高く、部品供給ルートも比較的整っているため、維持管理がしやすい=長く使えるバスとして定着しています。
■ 公共・商業利用の多様なニーズに対応
リエッセの魅力は、多目的に使えるボディ設計にあります。定員29名という中型クラスは、スクールバス、ミニバス、観光輸送、小規模な路線バスなど幅広い用途に対応可能です。
ザンビアでは都市間の移動はもちろん、地方の学校や教会、病院などでの送迎利用が多く、適度な定員・経済性・操作性を備えたリエッセはまさに理想的な車両なのです。
4. 現地のお客様の声
今回リエッセを購入されたのは、ザンビア南部・リヴィングストンにある地域交通運営団体のバイヤー様です。同団体では、郊外から市内への通勤・通学路線を運営しており、新たなバス導入を検討されていました。
バイヤー様からは、以下のようなコメントをいただきました:
「このサイズのバスをずっと探していましたが、日本のエブリィさんが提案してくれたリエッセは、コンパクトで小道でも運転しやすく、エンジンも非常にパワフルです。しかも日本から届いた車両は驚くほどキレイで、点検済みだったため、すぐに路線に投入できました。」
「書類対応や輸送手配もスムーズで、到着時にはすでにナンバー取得の準備も整っていたので、手続きがとても楽でした。信頼できるパートナーができたと感じています。」
このように、日本車の品質だけでなく、エブリィの丁寧なサポート体制も、現地での信頼につながっています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介した日野リエッセ(BDG-RX6JFBA)・2008年式の輸出事例は、日本国内で役目を終えたバスが、海外の公共輸送インフラで再び活躍している好例です。
日本では年式や走行距離によって車両価値が低く見積もられることが多いですが、海外ではメンテナンス状態が良ければまだまだ十分に使える車両として評価されます。特に日野や三菱ふそう、いすゞなどのバス・トラックは、海外バイヤーにとって”即戦力”の一台です。
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