1. はじめに
今回は、トヨタの名車「ハイエーストラック(U-LH85)」を日本からアメリカへ輸出した事例をご紹介します。
1991年式という30年以上前の車両でありながら、現在でも海外市場では非常に高い需要があるハイエーストラック。特にアメリカでは、旧車・クラシックカーの輸入が活発で、25年ルールを超えた日本車は“JDM(Japanese Domestic Market)”ブームとともに再評価されています。
この記事では、ハイエーストラック(U-LH85)の魅力、アメリカ市場での人気の理由、輸出のプロセス、そして現地からの反応をお届けします。
2. 輸出車両の詳細情報
トヨタ ハイエーストラック(U-LH85)は、商用車としての実用性と、メンテナンス性に優れたロングセラー車です。以下にその基本情報をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | トヨタ ハイエーストラック |
型式 | U-LH85 |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
エンジン型式 | 2L(直列4気筒ディーゼル) |
排気量 | 2446cc |
最高出力 | 約78PS / 4,200rpm(参考値) |
最大トルク | 約16.5kg・m / 2,400rpm(参考値) |
燃料種類 | 軽油(ディーゼル) |
ボディタイプ | シングルキャブ・フラットデッキ |
最大積載量 | 約1,000kg |
全長×全幅×全高 | 約4690mm × 1690mm × 1960mm |
その他の特徴 | シンプルな構造で整備がしやすい、耐久性に優れる |
このモデルは、構造が非常にシンプルで、電装部品の少ないアナログ設計となっているため、過酷な環境でも壊れにくく、長寿命であることが特長です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
アメリカでは、「25年ルール」により、製造から25年以上経過した車両は連邦規制の対象外として輸入・登録が可能となります。1991年式のハイエーストラックはこの条件をクリアしており、合法的に輸入できるクラシックトラックとして注目を集めています。
人気の理由:
-
JDMトレンドの高まり
アメリカでは90年代の日本車に対する人気が年々高まっており、ハイエースのような商用車も「ユニークな一台」として評価されています。 -
シンプルなディーゼルエンジン
2Lディーゼルエンジンは非常に頑丈で、整備も容易。電子制御が少ないため、DIYユーザーやレストアファンにとって理想的な構造です。 -
多用途に活用できるボディ形状
フラットデッキで荷物を積みやすく、小回りも利くため、ガーデニング業、小規模物流、キャンピングカーへの改造ベースとしても人気です。 -
右ハンドル車の魅力
マニア層にとっては「右ハンドルのJDMトラック」というだけで大きな魅力となり、イベント出展やコレクション目的での購入も増えています。 -
パーツ供給の豊富さ
トヨタのディーゼルエンジン「2L」は世界中に流通しているため、補修部品が豊富で、長期保有にも適しています。
4. 現地のお客様の声
今回ハイエーストラックを輸入されたアメリカのお客様より、以下のようなフィードバックをいただいています:
「まさか1991年式でここまで状態の良いハイエースが見つかるとは思いませんでした。しかも整備記録がしっかりしていて安心できました。日本の中古車はやはりレベルが違います。」
「輸送もスムーズで、通関や登録手続きも問題なく進みました。次はハイラックスかタウンエースを探したいと思っています。EVERYさんの対応に感謝です!」
エブリィでは、こうしたクラシック車両の価値を正しく評価し、適切な輸出対応を行うことで、多くの海外ユーザー様から信頼をいただいております。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回の「トヨタ ハイエーストラック(U-LH85)」のアメリカ輸出事例は、日本国内では引退を迎えた商用車であっても、海外では高く評価され、再び活躍の場を得られることを象徴しています。
エブリィでは、国内では価値が見出されにくい古い年式の車両であっても、世界各国のニーズを踏まえて高価買取・適切なマッチングを行っています。SUV・トラック・商用車・クラシックカー・農業機械まで、あらゆる車種に対応可能です。
「古いから」「走行距離が多いから」と手放す前に、ぜひ一度エブリィへご相談ください。あなたの愛車に、世界のどこかで新たな価値を見出すバイヤーが待っているかもしれません。
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