1. はじめに
日本国内で長年にわたり信頼を築いてきたマイクロバス「三菱ローザ」は、海外でも高い評価を受けています。今回EVERY Co., Ltd.が輸出したのは、1997年式の三菱ローザ(KC-BE438F)。輸出先は、東アフリカの中心国のひとつであるタンザニアです。
中古車としてはやや年式の古い部類に入る本車両ですが、それでもなお輸出需要が絶えないのには明確な理由があります。本記事では、KC-BE438Fのスペック、タンザニアでの人気の背景、実際のバイヤーの声を交えながら、この車両が海外市場で活躍し続ける理由を探ります。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、三菱ローザ(KC-BE438F)の基本スペック情報です。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 三菱自動車工業株式会社 |
車種名 | ローザ |
型式 | KC-BE438F |
エンジン型式 | 4D33 |
排気量 | 約4,214cc(4.2L) |
燃料 | 軽油(ディーゼル) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
乗車定員 | 最大29名(仕様によって変動あり) |
車体寸法 | 全長6,250mm × 全幅2,010mm × 全高2,635mm |
サスペンション形式 | 前:リーフリジッド/後:リーフリジッド |
ブレーキ形式 | 油圧式/ドラムブレーキ |
その他特徴 | 簡素で整備しやすい構造、大容量座席配置、長距離輸送に適した仕様 |
この型のローザは、信頼性の高い4D33ディーゼルエンジンを搭載し、整備性と耐久性に優れている点が大きな魅力です。商業用・公共交通用の両方に対応できることも、グローバル市場で選ばれる理由です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
公共交通の需要を支えるマイクロバス
タンザニアでは、都市部と地方都市を結ぶ中距離輸送において、ミニバス・マイクロバスの役割が非常に重要です。現地では「ダラダラ」と呼ばれる乗り合いバスが主要な交通手段となっており、耐久性があり、かつ多くの乗客を乗せられる車両が重宝されています。
三菱ローザ(KC-BE438F)は、最大29人乗りのキャパシティと安定した走行性能を兼ね備えており、地方の未舗装道路でも確実に走行できる点が現地オーナーに高く評価されています。
維持コストとパーツ入手性
この型のローザは、アフリカ諸国において既に一定数が流通しているため、部品の供給が比較的安定しています。また、整備が簡単で修理がしやすく、特別な技術を必要としない設計になっている点も、現地の整備士にとっては大きな利点です。
さらに、燃費性能も比較的優れており、ディーゼル燃料の入手しやすいタンザニアでは運用コストを抑えられる点も魅力です。
多用途性の高さ
通勤通学用のバス、観光用の送迎車、地方の物資輸送、さらには教会や慈善団体による移動用など、マイクロバスは非常に幅広い用途で利用されています。三菱ローザはそのすべてに対応できる柔軟性を持ち合わせており、「一台で複数の役割を果たす」という点でもニーズに合致しています。
4. 現地のお客様の声
今回、KC-BE438Fを購入したタンザニアのバイヤー様から、以下のような感想をいただきました。
「以前から日本の中古バスに注目していましたが、EVERYさんのスムーズな対応と明確な輸出プロセスに安心しました。車両の状態も非常に良く、すぐに運行を開始できました。特に驚いたのは、年式を感じさせないほどしっかりしたボディとエンジンの静音性です。」
また、現地の運転手からも、
「ローザは道路の悪い地域でもしっかり走りますし、坂道でもパワー不足を感じません。日本車はやはり丈夫ですね。」
といった評価が寄せられました。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
1997年式と聞くと、一般的には旧型と捉えられるかもしれません。しかし、三菱ローザ(KC-BE438F)は、その堅牢性・メンテナンスのしやすさ・用途の幅広さから、今なお海外市場で求められている車種です。とくに公共交通機関のインフラが発展途上の国々では、日本製のマイクロバスが「即戦力」として重宝されています。
EVERY Co., Ltd.では、このような高品質な日本の中古バスを世界中に輸出しています。商業車やバスを手放すご予定があるお客様は、ぜひ一度当社の無料査定サービスをご利用ください。お持ちの車両が、世界のどこかで再び活躍するチャンスがあります。
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