クレーン付きトラックといえば「古河ユニック」。タダノと並び、クレーントラック市場を支える主要メーカーです。

今回は、古河ユニックの歴史や特長、主力となるトラッククレーンとキャリアの種類を詳しくご紹介します。

古河ユニックの歴史と特徴

古河ユニックの創業は1946年。1954年には機械式トラッククレーン「MC-5」を開発し、1957年には油圧式ホイールクレーン「KD-50」を発表しました。

そして1961年には、日本初の油圧式トラック架装用クレーン「UNIC100」を開発。これが現在のクレーントラックの礎となり、半世紀以上にわたり技術革新を続けています。

1989年には古河機械金属の傘下に入り、社名を「古河ユニック株式会社」に変更。現在は積載型トラッククレーンのほか、車両運搬用のキャリアカーも製造・販売しています。

古河ユニックのトラッククレーンの特徴

古河ユニックの最大の強みは、積載型トラッククレーン（ユニック車）。日本国内で「ユニック車」という名称が一般的になったほど、圧倒的な認知度を誇ります。

ユニック車とは？

積載型トラッククレーンは、トラックにクレーンを搭載した車両のこと。建設資材や重量物の積み下ろしに不可欠な存在です。

クレーン部分（ブーム）の操作方法には、油圧シリンダーで伸縮するタイプと、ピンを抜いて長さを調整する手動タイプの2種類があります。

クレーンの積載量に応じた資格（移動式クレーン運転免許）が必要で、公道を走行するにはトラックの運転免許も必要になります。

古河ユニックの代表的なトラッククレーン

1. ユニッククレーン
   • 軽量で高性能な標準モデル。
   • 多機能なモデルも展開。
2. ユニックパル
   • 人間の腕のように自由な動きができるモデル。
   • 林業やスクラップ業に最適。
3. グラップルローダ
   • 林業や廃棄物処理業向け。
   • 高い耐久性と操作性。
4. ミニ・クローラクレーン
   • 不整地や狭い屋内で活躍。
   • 小型ながら高い作業能力を発揮。
5. オーシャンクレーン
   • 防錆加工が施された海上作業向けクレーン。
   • クラス最高の吊り上げ性能。

これらのクレーンは用途に応じた多様なバリエーションがあり、業界のニーズに応え続けています。

古河ユニックのキャリア（車両運搬車）の特徴

古河ユニックは、車両運搬専用のトラック（キャリアカー）も製造・販売しています。

キャリアとは？

キャリアカーとは、自動車や建設機械などを運搬するための専用トラックのこと。安全な積載と輸送を実現するため、専用の固定装置を搭載しています。

一般的にキャリアカーは準中型免許（5t限定含む）以上が必要で、普通免許では運転できないため注意が必要です。

古河ユニックのキャリアの種類

1. ユニックキャリア（車載専用型）
   • 小型・中型トラック架装用。
   • 1台積み、2台積み、クレーン付きなどバリエーションが豊富。
2. ユニックキャリア（一般型）
   • フルフラットやワイドボディなど、多様な荷台を展開。
   • 農機具や建機、乗用車の輸送に適したモデルも。
3. ユニックハイキャリア（重機運搬型）
   • 大型重機の運搬向け。
   • ハイパワーで高い安全性を確保。

これらのキャリアを活用すれば、運搬作業がよりスムーズかつ安全に行えます。

古河ユニックのトラックで効率アップ！最適な一台を選ぼう

古河ユニックは、積載型トラッククレーン（ユニック車）の代名詞とも言えるトップブランド。

積載型クレーン5種類とキャリアカー3種類を展開し、建設・物流・林業・廃棄物処理業など、さまざまな分野で活躍しています。

「クレーン付きトラックが必要」「高性能なキャリアカーを探している」といった方は、ぜひ古河ユニックの車両を検討してみてはいかがでしょうか？

中古古河ユニックトラック一覧

• 三菱ファイター 2KG-FK62FZ（年式：令和6年1月 / 走行距離：1,000km）
• 三菱キャンター 2PG-FEB90（年式：令和2年1月 / 走行距離：101,000km）

中古のユニック車やキャリアをお探しの方は、お気軽にお問い合わせください！

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