1. はじめに
日本国内で長年にわたり信頼を集めてきた小型・中型バスの定番「三菱 ローザ」。その高い耐久性と多用途性から、海外でも多くの事業者に選ばれ続けています。
今回エブリィでは、2014年式の三菱 ローザ(TPG-BE640G)をケニアへ輸出しました。特にケニアでは都市化の進展にともない、都市部と地方を結ぶ公共交通機関の需要が急増しており、20~30人乗りの中型バスの需要が高まっています。
この記事では、この型式の車両がなぜケニアで注目されているのか、どのような用途に活用されているのか、そして現地バイヤーの反応も含めてご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
以下に、三菱 ローザ(TPG-BE640G)の基本スペックを表形式でご紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 三菱 ローザ |
型式 | TPG-BE640G |
エンジン型式 | 4P10(直列4気筒 DOHC ターボディーゼル) |
排気量 | 2,998cc |
トランスミッション | 6速AMT(INOMAT-II)または5速MT(仕様により異なる) |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
定員 | 25~29名(仕様による) |
全長×全幅×全高 | 約6,990mm × 2,010mm × 2,630mm |
ボディタイプ | 小型バス(マイクロバス) |
燃料 | 軽油 |
燃料タンク容量 | 約70リットル |
主な装備 | ABS・エアブレーキ・エアコン・パワステ・高床仕様など |
TPG-BE640G型は、最新の排出ガス基準をクリアしつつ、燃費性能・整備性・定員数・快適性のバランスが取れたモデルとして、商用・公共用どちらにも適した車両です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ 地方輸送に最適なサイズ感と耐久性
ケニアでは首都ナイロビを中心に都市部と郊外・地方を結ぶ交通網が整備されつつありますが、依然としてバス輸送への依存度が高い状況です。こうした中、ローザのような中型バスは乗客数と燃費効率のバランスが取れた最適解として注目されています。
TPG-BE640Gは、全長約7mと扱いやすいサイズでありながら、25名以上の乗客を快適に輸送可能です。フレーム構造が頑丈で、未舗装道路の多い地域でも十分な耐久性を発揮します。
■ 燃費とメンテナンスコストに優れた4P10エンジン
このモデルに搭載されている4P10ディーゼルターボエンジンは、燃費効率に優れ、耐久性も高いため、年間走行距離が多い公共交通事業者にとってコストパフォーマンスが非常に高いとされています。
ケニア国内では燃料代が経営を左右するため、燃費性能と部品交換頻度の少なさが車両選びの重要なポイントです。ローザはまさにその条件にぴったりの車両といえるでしょう。
■ 商業用・教育・宗教団体など多目的に活用
ケニアでは以下のような多様な用途でローザが活躍しています:
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■ 地方~都市間のミニバス輸送業
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■ 学校の通学バス(スクールバス)
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■ 教会やモスクの送迎用車両
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■ NGO・医療団体の移動用バス
ローザは、堅牢な設計と快適な室内空間を持つことから、単なる移動手段ではなく、地域インフラを支える存在として現地に根付いています。
4. 現地のお客様の声(バイヤーの評価)
今回このローザを購入された現地ケニアのバイヤー様から、次のような感想をいただきました:
「以前にも日本製マイクロバスを使用していましたが、このローザはより静かで乗り心地が良いです。お客様にも好評です。」
「ナイロビから地方都市へのシャトルサービスで使っていますが、エンジンの調子も良く、トラブルもありません。」
「エブリィとの取引は今回が初めてでしたが、輸送手配も早く、書類の準備も丁寧で安心できました。」
このように、日本からの中古車輸出においても、「車両の品質」「スムーズな輸送」「信頼できる業者対応」が選ばれる理由となっています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ケニアへ輸出された三菱 ローザ(TPG-BE640G)は、都市と地方を結ぶ重要な交通手段として、その性能と信頼性の高さが評価されました。乗客の快適性と事業者の経済性を両立できる中型バスは、今後もアフリカ市場での需要が見込まれます。
エブリィでは、こうした高品質なバスやトラック、商用車の買取・輸出を通じて、世界中のニーズに応えています。使用年数や走行距離にかかわらず、海外で再び活躍できる車両を丁寧に査定・再販しています。
現在お持ちの中古バスやトラックを手放したいとお考えの方は、ぜひエブリィまでお気軽にご相談ください。
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