1. はじめに
今回ご紹介するのは、日本で使用されていたクボタ製エクスカベーター(RX306)・2011年式を、ミクロネシア連邦へ輸出した事例です。クボタは農業機械や建設機械分野で世界的に高い評価を得ており、その品質・耐久性は多くの新興国や島国で強く求められています。
ミクロネシアでは、近年のインフラ整備や災害復旧工事、農業用地の開発などにおいて、小型で高性能な建設機械のニーズが高まっています。そのような背景のもと、日本の中古建機の輸出は極めて実用的かつ経済的な選択肢として注目されています。
この記事では、RX306のスペックと特徴、なぜミクロネシアで人気なのか、輸出の流れや現地の反応などを詳しく解説し、最後にエブリィの買取・輸出サポート体制についてご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | クボタ(KUBOTA) |
車種 | ミニショベル(エクスカベーター) |
型式 | RX306 |
エンジン型式 | D1703-M-DI-E3(クボタ水冷3気筒ディーゼル) |
排気量 | 約1,647cc |
出力 | 約27.0PS(19.9kW)/ 2,300rpm |
操作方式 | パイロット式(レバー操作) |
作業機構 | ブームスイング、ブレード付 |
最大掘削深さ | 約2,800mm |
最大掘削半径 | 約4,800mm |
機体質量 | 約2,900kg |
寸法(全長×全幅×全高) | 約4,480mm × 1,550mm × 2,460mm |
駆動方式 | ゴムクローラー式、油圧式走行 |
RX306は、住宅地や狭小現場でも自在に動ける小型サイズながら、業務用として十分な掘削能力を持つミニショベルです。日本国内では水道工事、造園、基礎工事などに広く用いられており、その汎用性の高さから、海外でも人気が高まっています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
島国に適した小型・高性能な機体サイズ
ミクロネシア連邦は、多くの島々からなる国家であり、大型の重機では作業が困難な現場が多く存在します。RX306のような小回りが利くコンパクトなサイズのエクスカベーターは、狭い道路や限られた敷地でも使用しやすく、非常に重宝されています。
クボタの耐久性とアフターサポート
クボタの建設機械は、過酷な使用環境においても長く使えることで知られています。また、部品供給もグローバルに展開されており、ミクロネシアでも消耗品の入手が比較的容易です。現地の整備士からも「クボタは扱いやすく、故障も少ない」と信頼を得ています。
燃費とランニングコストの低さ
RX306に搭載されているD1703エンジンは、燃費効率が非常に良く、長時間の作業でも経済的に運用可能です。燃料が高価な島嶼地域において、燃費の良いディーゼルエンジン搭載機は経済性の面でも大きなメリットとなります。
用途の広さと汎用性
RX306は、土木工事・農地開墾・植林作業・水路整備など幅広い作業に対応できる構造です。ブレードやアタッチメントの付け替えにより、さらに応用範囲を広げることができます。一台で多くの作業をこなすことが求められる発展途上国では、その汎用性が強く評価されます。
4. 現地のお客様の声
今回の輸出にあたり、ミクロネシアのポンペイ島に拠点を置く建設業者様より、以下のようなお声をいただきました。
「島内の住宅地整備に使用するために購入しました。コンパクトでパワーがあり、操作もシンプルでとても使いやすいです。日本からの輸送もスムーズで、現地到着後すぐに稼働できました。エブリィの輸出サポートは丁寧で、初めての取引でも安心して進められました。」
さらに、他のバイヤーからも以下のようなフィードバックを頂戴しています:
「中古機とは思えないほど状態が良く、現場でも評判が良いです。日本車・日本製の信頼性は間違いないと改めて実感しました。次回もぜひお願いしたいと思っています。」
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回のクボタ エクスカベーター(RX306)・2011年式の輸出事例から分かるように、日本の中古建機は海外、特に島国のインフラ整備や日常業務において欠かせない存在となっています。小型で高性能な機種は、どの国でも重宝され、今後も需要が高まることが予想されます。
エブリィでは、このようなニッチながら確実な需要を持つ海外マーケットに向けて、日本国内で役目を終えた車両や建機を適正価格で買取・輸出しています。年式や使用状況に関わらず、プロの目でしっかりと査定し、世界中の必要とされる地域にお届けしています。
「古いけどまだ動く重機がある」「もう使っていない建設機械を処分したい」とお考えの方は、ぜひエブリィにご相談ください。買取から輸出までワンストップで対応いたします。
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