1. はじめに
エブリィでは、日本国内で使用された商用車・トラック・バスを世界中へ輸出し、それぞれの地域のニーズに合った形で再活躍できるようサポートしています。今回ご紹介する輸出実績は、日野レンジャー(U-FX3HLA)・1993年式をザンビアへ輸出した事例です。
30年以上前に製造された車両ですが、このクラスのトラックはアフリカ諸国において今なお需要が高く、特に耐久性や積載性能の高さが現地バイヤーに評価されています。
この記事では、なぜこの年代のレンジャーがザンビアで重宝されるのか、その理由や背景、輸出プロセス、さらには現地での使用状況について詳しくご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回輸出した日野レンジャー(U-FX3HLA)の主なスペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 日野自動車(HINO MOTORS) |
車名 | レンジャー(RANGER) |
型式 | U-FX3HLA |
エンジン型式 | H07C(直列6気筒・ディーゼル) |
排気量 | 約6,700cc |
駆動方式 | 6×2(後2軸駆動) |
トランスミッション | 6速マニュアル |
最大積載量 | 約13,000kg(荷台仕様により変動) |
ボディタイプ | キャブオーバー型大型トラック |
特徴 | 高積載対応、強力なエンジン、整備性の高さ |
U-FX3HLA型は、特に長距離・重量物輸送向けに設計されており、シンプルな構造と高い耐久性により、今なお世界中で活躍の場を持つトラックです。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ 長距離輸送に求められる“頑丈さ”
ザンビアは内陸国であり、隣国タンザニアやコンゴ民主共和国、南アフリカ共和国との間で物流が活発に行われています。しかし、道路インフラが不完全な地域も多く、トラックには「多少の悪路でも止まらず走り続けられること」が強く求められます。
日野レンジャーのような大型トラックは、フレーム剛性やエンジン耐久性に優れており、オーバーロード(積載超過)にも耐えられる構造となっているため、現地の輸送業者にとってはまさに“稼げる道具”なのです。
■ シンプル構造で現地整備が可能
U-FX3HLAは、現代の電子制御装備をほとんど持たないため、現地の整備工場でも対応が可能です。電装系トラブルの心配が少なく、部品の互換性も高いため、長く使い続けることが前提の投資対象として人気があります。
ザンビアでは、旧型の大型トラックの方がむしろ「直せる・使える・儲かる」と認識されているため、年式が古くても需要は継続しています。
■ 日本車=信頼の象徴
日野トラックは、ザンビアを含むアフリカ全体で「壊れにくい日本のブランド」として強い支持を得ています。現地では同型のトラックが何年にもわたり使用され続けており、過酷な環境下でも稼働するその姿から、“日本車=安心”というイメージが定着しています。
特に日野はトヨタグループであることもあり、トヨタ車に慣れた整備士からの信頼も厚いのが特徴です。
4. 現地のお客様の声
今回、U-FX3HLAを購入したザンビアの物流会社オーナー様から、以下のようなコメントをいただきました。
「古い型ですが、エンジン音が力強く、シャーシも頑丈です。内陸輸送に向いていて、今すぐ使えます。日本車はいつも期待を裏切らないですね。」
「エブリィとの取引は今回が初めてでしたが、コンディション説明も正確で、輸送・書類の手配も迅速でした。今後も大型車両の仕入れはお願いしたいです。」
エブリィでは、輸出前に点検・整備を実施し、海外のお客様にも“すぐ使える状態”でお届けできるよう万全を期しています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
1993年式の日野レンジャー(U-FX3HLA)は、年式こそ古いものの、その構造の強さ・部品供給力・使い勝手の良さから、今なお現役で活躍できるトラックです。特にアフリカ諸国では、「シンプルで壊れにくく、荷物を多く積める車」が圧倒的に支持されています。
エブリィでは、このような旧型大型トラックも適正に評価し、海外ニーズに合わせて輸出を行っています。国内で不要になった車両でも、世界では“まだまだ必要とされる”可能性があります。
🚚 エブリィの強み
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