1. はじめに
今回ご紹介するのは、日本国内で長年活躍していた三菱ファイター(KC-FK622H)・1997年式の中古トラックを、アフリカ東部に位置するタンザニアへ輸出した事例です。
三菱ファイターは中型トラックの代表格として、日本国内のみならず世界各地で高く評価されています。特にアフリカ地域では、インフラ整備や物資輸送に欠かせない存在として、日本の中古商用車が数多く活用されており、その中でもファイターは「壊れにくく、メンテナンス性に優れる」トラックとして定評があります。
この記事では、このKC-FK622H型の特徴や輸出背景、現地での活用状況などを詳しくご紹介するとともに、エブリィによる一貫した輸出サポートについてもご説明いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回輸出された**三菱ファイター(KC-FK622H)**の基本スペックです。使い勝手と整備性に優れた設計が、中古市場でも高く評価されています。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 三菱ふそうトラック・バス株式会社 |
車名 | ファイター |
型式 | KC-FK622H |
エンジン型式 | 6D16型ディーゼルエンジン |
排気量 | 約7,540cc |
駆動方式 | 4×2(後輪駆動) |
トランスミッション | 6速マニュアル |
最大積載量 | 約4,000kg〜5,000kg(車両仕様により異なる) |
車両サイズ | 全長:約8,000mm/全幅:約2,300mm/全高:約2,600mm(仕様により変動) |
ブレーキ方式 | エアブレーキ |
特徴 | 高トルク設計、部品流通の多さ、頑丈なシャーシ構造、メンテナンス性良好 |
KC-FK622H型は、平ボディやダンプ、アルミバンなど多様な架装が可能な万能型の中型トラックです。そのため、輸送ニーズの多様なタンザニアでも高い人気を誇ります。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ 高温・悪路に対応する堅牢な設計
タンザニアでは、都市部を離れると未舗装道路が広がっており、トラックには高い耐久性が求められます。KC-FK622H型の三菱ファイターは、頑丈なフレーム構造と高トルクエンジンを備えており、悪路でも安定した走行性能を発揮します。
また、エンジンは非電子制御の6D16型で、電気系トラブルの心配が少なく、現地の整備工場でも容易に対応可能です。
■ 商業用途に広く対応できる多用途性
タンザニアでは農産物の集荷・運搬や建設資材の輸送が日常的に行われており、積載量と機動力のバランスが取れた中型トラックが重宝されます。ファイターは都市間の長距離輸送から都市内のデリバリー、建設現場でのダンプ作業まで幅広く対応可能です。
■ 維持コストの安さとパーツ供給の充実
現地での稼働を継続させるうえで大きな課題となるのがメンテナンスコストです。三菱ファイターは世界中で広く流通しているため、互換パーツが豊富に流通しており、整備コストを抑えられる点が、購入者にとって大きなメリットとなっています。
4. 現地のお客様の声
今回、KC-FK622H型を購入されたのは、タンザニアのモロゴロ州で農業物流を手掛ける個人事業主の方です。以下は、現地から届いた感想の一部です。
「エンジンの始動性がとても良く、日本から届いたとは思えないほど状態が良好でした。現地での修理対応も簡単で、部品も問題なく入手できました。」
— Mr. Juma, モロゴロ州・物流業
「エブリィとの取引は初めてでしたが、メールでの連絡がとても丁寧で、輸送手配から通関のフォローまで安心して任せられました。また利用したいです。」
— バイヤーコメントより
このように、エブリィが提供する車両品質と輸出対応の総合的な信頼感が、現地での高い満足度につながっています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
三菱ファイター(KC-FK622H)のタンザニア向け輸出事例は、日本の商用トラックがいかに世界の現場で価値を持ち続けているかを示す好例です。25年以上前のモデルであっても、その堅牢性・信頼性・維持のしやすさは、アフリカ市場において今も重要な評価基準となっています。
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