1. はじめに
エブリィでは、日本国内で使用された高品質な中古車を、世界各国の需要に応じて輸出しています。今回は、2012年式 日産リーフ(ZAA-ZE0)をモンゴルへ輸出した事例をご紹介いたします。
一見、電気自動車(EV)と寒冷地の組み合わせは相性が悪いように思われがちですが、実はモンゴルではここ数年、環境意識の高まりや燃料コストの上昇、都市部での渋滞問題などを背景に、EVへの関心が急速に高まっています。
その中でも、日産リーフは手頃な価格と十分な航続距離、そして日本製ならではの信頼性により、中古車市場でも注目されています。今回は、輸出された車両の情報とともに、なぜ日産リーフがモンゴルで人気なのか、そして現地の反応などをお伝えします。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回モンゴルへ輸出した日産リーフ(ZAA-ZE0)の基本スペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 日産 リーフ |
型式 | ZAA-ZE0 |
パワートレイン | 電動モーター(EM61型) |
最大出力 | 80kW(約109PS) |
トルク | 280Nm(28.6kgm) |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
トランスミッション | シングルスピード固定ギア比トランスミッション |
バッテリー容量 | 24kWh リチウムイオンバッテリー |
航続距離 | 約200km(JC08モード) |
充電方式 | 普通充電(AC200V)、急速充電(CHAdeMO) |
車両重量 | 約1,490kg |
全長×全幅×全高 | 4,445mm × 1,770mm × 1,550mm |
乗車定員 | 5名 |
燃料 | 電気(EV) |
このリーフは、都市内移動や通勤において十分な性能を持ち、充電インフラが徐々に整備されているモンゴルの都市部にとって非常に魅力的な1台です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
モンゴルは内陸の寒冷地というイメージが強いですが、ウランバートルなどの都市部ではPM2.5問題や交通渋滞、燃料費の高騰といった課題を抱えており、環境負荷の少ない移動手段へのニーズが高まっています。
日産リーフが人気の理由:
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燃費(電気代)の安さ
ガソリン車と比較して、日々の走行コストが大幅に低いため、特に通勤や市街地走行が中心のユーザーにとって経済的です。 -
静粛性と快適な乗り心地
エンジン音がないため騒音も少なく、寒い早朝や深夜の運転でも周囲に配慮できる点が評価されています。 -
メンテナンスの簡便さ
エンジンオイルやタイミングベルトなどの交換が不要で、メンテナンスコストが抑えられる点も人気の理由です。 -
寒冷地対策が可能な車両仕様
日本向けのリーフにはシートヒーター、ステアリングヒーター、ヒートポンプエアコンが装備されているモデルが多く、寒冷地でも快適に利用できる点が大きなメリットです。 -
政府の政策的後押し
一部地域では、EV導入に際して登録税の優遇や電気代の補助が導入されており、経済的にも導入しやすい環境が整いつつあります。
4. 現地のお客様の声
今回、日産リーフを購入されたモンゴルのバイヤー様より、以下のような声をいただいております。
「初めてのEV導入でしたが、日本からのリーフは状態が良く、内装もとても綺麗で驚きました。寒冷地での使用にも不安がありましたが、ヒーター性能も十分で快適です。」
— ウランバートル市内・個人オーナー様
「エブリィさんとのやり取りは非常にスムーズで、車両の状態確認から輸送手続きまで丁寧に対応してくれました。信頼できる業者と出会えて良かったです。」
— 商用輸入事業者様
このような声からも、日本からの高品質なEVが、モンゴルのライフスタイルにしっかりとフィットしていることが分かります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介した日産リーフ(ZAA-ZE0)は、電気自動車としての魅力を十分に発揮し、寒冷なモンゴルの都市部においても高評価を得ました。
EVというと先進国中心のイメージがあるかもしれませんが、今やその需要はアジアや中東、アフリカなど世界中に広がっています。日本で使われなくなった車でも、海外では新たな価値を持って再び活躍することができるのです。
エブリィでは、ガソリン車・ディーゼル車はもちろん、電気自動車やハイブリッド車の買取・輸出にも対応しています。年式が古くても、状態が良ければ十分に需要がありますので、乗り換えや廃車をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
お客様の大切なお車を、次のステージへ送り出すお手伝いを、エブリィが責任を持ってサポートいたします。
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