1. はじめに
日本国内で大切に使用されてきた中古車は、海外においても再び活躍の場を得ることが多くあります。今回ご紹介するのは、三菱 ローザ(型式:KC-BG642G)・1999年式をタンザニアへ輸出した実績です。
三菱ローザは、バスとしての信頼性と使い勝手の良さから、日本国内ではもちろん、アジア・アフリカ諸国を中心に高い人気を誇るモデルです。特に公共交通の整備が進行中の国々では、このようなミディサイズのバスが必要不可欠な存在となっています。
本記事では、この三菱ローザがタンザニアでなぜ求められるのか、どのような特徴を持つ車なのか、そして現地の反応やエブリィがどのようにして輸出をサポートしたのかをご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回輸出した**三菱 ローザ(KC-BG642G)**の基本スペックをまとめたものです。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 三菱 ローザ(MITSUBISHI ROSA) |
型式 | KC-BG642G |
車両区分 | 小型バス/マイクロバス |
エンジン型式 | 4D34型(直列4気筒ディーゼルエンジン) |
排気量 | 約3,900cc |
最高出力 | 約125ps |
ミッション | 5速マニュアルトランスミッション |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
乗車定員 | 最大29名程度(仕様により変動) |
ボディ形状 | スタンダードボディ/ロングボディ(モデルにより) |
燃料 | 軽油(ディーゼル) |
主な用途 | 学校送迎・社員輸送・路線バス・観光バスなど |
特徴 | 高耐久性・取り回しの良さ・メンテナンス性の高さ |
このモデルは、中小規模の輸送ニーズに応える柔軟性と、長年使える耐久性が魅力です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ タンザニアにおける交通事情
タンザニアでは、都市部だけでなく郊外地域でも人々の移動手段としてバスが重要な役割を果たしています。特にミニバスやマイクロバスと呼ばれる中型以下のバスは、都市間輸送やローカルバス、学校や企業の送迎用に幅広く使用されています。
■ 三菱ローザの強み
三菱ローザ(KC-BG642G)は、そのニーズに完璧にマッチする性能を備えています。
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高い耐久性と信頼性
アフリカの未舗装道路や悪路にも対応できる足回りと頑丈なシャーシ構造があり、長年の使用にも耐えうる作りになっています。 -
燃費性能に優れるディーゼルエンジン
燃料費の高騰が懸念される地域でも、4D34エンジンは安定した出力と燃費性能を実現し、運用コストを抑えることが可能です。 -
多用途対応が可能な内装構造
座席レイアウトや積載スペースの変更も容易な設計となっており、輸送目的に応じたカスタマイズも可能。観光、通学、会社送迎など多目的に対応します。 -
整備性の良さと部品供給
三菱ローザは東アフリカでも人気があるため、部品の流通も比較的良好で、メンテナンスにかかる時間とコストも抑えられます。
これらの理由により、中古車であっても高い実用価値が評価され、輸入需要が絶えないモデルとなっています。
4. 現地のお客様の声
今回のお取引では、タンザニアの地方都市にある私立スクール運営者の方がバイヤーとなり、主に通学用バスとしての利用を想定して購入されました。
納車後にいただいた感想は以下の通りです。
「長年探していたローザの状態の良い中古車が、日本から届いてとても満足しています。子どもたちを安心して運べる車両で、エンジン音も静かでスムーズ。輸送中も定期的に連絡をもらえて安心でした。日本車の品質は本当に信頼できます。」
また、車両の状態だけでなく、通関書類や輸送スケジュールの連絡も丁寧だったとお褒めの言葉をいただきました。こうした信頼の積み重ねが、次の取引へとつながるエブリィの強みとなっています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介したように、**三菱 ローザ(KC-BG642G)**は、その堅牢さと汎用性で、タンザニアのような交通インフラが発展途上にある国において非常に高い需要を誇る中古車です。特に公共交通機関やスクールバスとしての用途で高く評価されており、今後も安定した輸出が見込まれます。
エブリィでは、日本国内で不要になった商用車・バス・トラックを、世界中のニーズにマッチさせて輸出しています。経験豊富なスタッフが、高価査定から輸出手続きまで一貫して対応いたします。
「古い車だから…」「走行距離が多いけど大丈夫?」という方も、海外で再び活躍できる可能性があります。まずはお気軽に、エブリィまでご相談ください。
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