1. はじめに
日本から世界各地へ輸出される中古車の中でも、特にアフリカ諸国では大型トラックの需要が高まっています。今回は、三菱 スーパーグレート(KC-FV519JXD)・1997年式をザンビアへ輸出した事例についてご紹介いたします。
商業物流の中核を担う車両として、なぜこのモデルが選ばれたのか。その背景や、輸出の流れ、現地の反応などを詳しく解説します。
エブリィでは、日本全国から中古トラックを買取・点検し、各国のニーズに合わせて輸出を行っております。今回のような老舗モデルが選ばれる理由には、耐久性やメンテナンス性といった要素が大きく関係しています。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
車種名 | 三菱 スーパーグレート |
型式 | KC-FV519JXD |
エンジン型式 | 8DC11(V型8気筒ディーゼル) |
排気量 | 約21,200cc(21.2L) |
最大出力 | 約340~370馬力(グレードにより変動) |
ミッション | 7速マニュアル(または一部AMT搭載車あり) |
駆動方式 | 6×4(後2軸駆動) |
積載能力 | 約11,000kg~13,000kg(仕様により異なる) |
サスペンション形式 | リーフスプリング |
キャビンタイプ | フルキャブ・スリーパーキャブ |
主な用途 | 大型トレーラー牽引、建設資材運搬、長距離輸送など |
スーパーグレートシリーズは、1990年代後半から2000年代にかけて日本の物流業界を牽引した名車であり、今なお中古市場では高い評価を得ています。
3. なぜこの車がザンビアで人気なのか?
耐久性の高さ
三菱 スーパーグレートは、その頑丈なフレーム構造と信頼性の高い8DC11ディーゼルエンジンにより、悪路の多いザンビアでも安定した走行性能を発揮します。舗装されていない道路でも問題なく運行できるため、農村部への資材運搬などでも重宝されています。
燃費と整備性
21Lクラスの大排気量エンジンではあるものの、回転数を抑えてトルク重視で走る設計のため、燃費効率は比較的良好。さらに、三菱車はアフリカでも部品入手がしやすく、現地整備士が対応しやすいという利点があります。
多用途対応力
キャビン後方にベッドを備えたスリーパーキャブ仕様は、長距離輸送にも対応可能。また、最大積載量13tクラスの車両は、建設現場の資材輸送、鉱山関連業務など多岐にわたる用途に適しています。
日本製という信頼
ザンビアでは「Used in Japan(日本で使用されていた車両)」というだけで、耐久性と信頼性の証と受け取られる傾向があります。現地新車ではなく、あえて日本の中古車を選ぶのは、信頼とコストパフォーマンスのバランスを重視しているからです。
4. 現地のお客様の声
今回の輸出に際し、現地バイヤーから以下のような声をいただきました。
「古いモデルですが、エンジンの調子も良く、想像以上に走りが力強いです。三菱のトラックは部品も現地で手に入りやすく、安心して運用できます。」(物流会社オーナー/ルサカ)
「日本車は本当に丈夫。特にスーパーグレートは、ザンビアでは人気です。輸送中もトラブルはなく、予定どおりに受け取ることができました。」(個人事業主/カブウェ)
このように、日本車の信頼性はザンビアのバイヤーにも確実に届いています。特に大型トラックに関しては、長く使えることが最重要視されており、スーパーグレートはその点で大きな支持を得ています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回の輸出事例では、1997年式の三菱 スーパーグレート(KC-FV519JXD)がザンビアの物流を支える一助となりました。耐久性・メンテナンス性・燃費性能のバランスが取れた本車両は、ザンビアのような発展途上国で大きな役割を果たしています。
エブリィでは、国内各地で使用された商業トラックや建設機械を高価買取し、世界100か国以上へ輸出しています。
「もう使わない」「古くて売れない」と思われがちな車両でも、海外では高いニーズがあります。
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