1. はじめに
エブリィでは、日本国内で使用された高品質な農業機械やトラクターを、アフリカ諸国を中心に世界中へ輸出しています。今回は、アメリカの名門ブランド「フォード」の人気モデル、フォード トラクター(3910)をウガンダへ輸出した事例をご紹介いたします。
ウガンダでは、農業が主要な産業の一つであり、特に地方農村部では信頼性の高い中古トラクターの需要が非常に高まっています。日本国内で丁寧に使用・整備されてきた農機は、耐久性に優れており、輸出先でも「すぐに使える作業機械」として高い評価を得ています。
この記事では、フォード3910の基本スペック、ウガンダ市場における人気の理由、輸出プロセスの概要、そして現地のユーザーの声などをご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | フォード(FORD) |
車種名 | フォード トラクター 3910 |
エンジン形式 | 3気筒 ディーゼルエンジン |
排気量 | 約2,900cc |
駆動方式 | 2WD(後輪駆動)/一部モデルに4WDあり |
トランスミッション | 8速マニュアル(前進6段/後退2段)または12速モデルあり |
PTO出力 | 約45馬力(33.6kW) |
寸法 | 全長:約3,400mm / 全幅:約1,700mm / 全高:約2,400mm |
車両重量 | 約2,400kg |
燃料タンク容量 | 約60リットル |
その他特徴 | 操作性の良さ、整備のしやすさ、世界的な部品供給体制 |
フォード3910は、1980年代~1990年代にかけて世界中で生産・販売された汎用型トラクターで、特に中小規模の農業に適したサイズと出力を兼ね備えています。クラシックながらも信頼性が高く、今なお現役で活躍しているモデルも多く存在します。
3. なぜこの車がウガンダで人気なのか?(市場背景)
農業国家ウガンダにおける現実的な選択肢
ウガンダでは国民の7割以上が農業に従事しており、食糧自給率の向上と農業生産性の向上が国家的課題とされています。その中で、信頼性の高いトラクターの導入は必須です。
フォード3910は操作が簡単で、基本的なメンテナンスが容易な構造を持ち、整備士不足が課題の農村地域でも安心して利用できます。また、2WDモデルは乾燥した平坦地での使用に適しており、燃費性能も良いため、維持コストを抑えることが可能です。
部品供給と整備環境の強み
フォード3910は、世界中に多くのユーザーがおり、中でもアフリカ諸国では部品の流通網がある程度確立されています。特にウガンダでは、主要都市に部品を扱うディーラーが点在しており、消耗部品やオイル類も比較的入手しやすいため、長期間使用する前提での購入が進んでいます。
コストパフォーマンスの高さ
新車トラクターは高価で手が出しにくい一方、中古のフォード3910は価格面でも魅力的です。適切に整備された日本仕様の車両であれば、同価格帯の新興国製モデルよりも長持ちし、結果的にコストパフォーマンスに優れた投資となります。
4. 現地のお客様の声
今回の輸出先は、ウガンダ東部に広大な農地を持つ個人農業経営者の方で、小麦・トウモロコシ・キャッサバの耕作を行っています。
「日本で使われていたフォードのトラクターは状態が非常に良く、まるで新品のようでした。現地でエンジンをかけたらすぐに動作して、即戦力として使えました。」
「エブリィさんは輸送から書類手続きまで丁寧に対応してくれて、こちらの要望にも素早く応じてくれました。初めての取引でしたが、安心して進められました。」
このような感想をいただけたことは、当社にとっても大きな喜びです。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
フォード トラクター(3910)のように、日本で大切に使われていた農業機械は、アフリカ諸国を中心に高い需要があります。特にウガンダのような農業中心国では、中古でも性能の高い機械は農家にとっての「頼れるパートナー」となっています。
エブリィでは、国内で不要になった農機具やトラクターを適正価格で買取し、世界中の必要としている国々へと輸出しています。国内で眠っている農機を、次のフィールドで再活用する――そんな架け橋となるのが、私たちエブリィの役割です。
農業機械の買取・輸出をご検討の方は、ぜひ一度エブリィへご相談ください。無料査定から輸出まで、ワンストップでサポートいたします。
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