1. はじめに
今回は、三菱 ローザ(KC-BE654G)・1999年式をタンザニアへ輸出した実績についてご紹介します。
三菱ローザは、日本国内では小型バスの代名詞ともいえるモデルで、送迎バスやスクールバス、地域交通など幅広い用途に使用されてきました。そんなローザは、日本のみならずアジア、アフリカ、中南米でも高い人気を誇っています。
特にアフリカ諸国では、経済発展とともに人の移動が増え、信頼性が高く耐久性に優れた中古の小型バスに対する需要が拡大しています。この記事では、なぜKC-BE654G型のローザがタンザニアで選ばれたのか、その背景やエブリィの輸出プロセス、現地の反応などを詳しくお伝えします。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回輸出した三菱 ローザ(KC-BE654G)の基本スペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 三菱 ローザ |
型式 | KC-BE654G |
エンジン型式 | 4M50(直列4気筒インタークーラーターボディーゼル) |
排気量 | 約4,890cc |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
ミッション | 5速マニュアル |
乗車定員 | 最大29名(グレードにより差異あり) |
全長×全幅×全高 | 約6,990mm × 2,010mm × 2,630mm |
用途 | 送迎バス、スクールバス、公共交通など |
燃料種類 | 軽油(ディーゼル) |
タンク容量 | 約100L |
その他の特長 | パワーステアリング、エアブレーキ、エアコン装備あり |
この型式は、信頼性の高い4M50エンジンを搭載しており、長距離輸送でも安定した走行性能を誇ります。特に、オーバーヒートしにくい冷却性能と頑丈なシャーシ設計により、舗装が不十分な道路環境でも十分に対応可能です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
タンザニアでは、近年インフラ整備が進む一方で、交通手段としてのバスの重要性が一層高まっています。地方の学校や団体、教会、観光業者などが小型バスを積極的に導入する中で、三菱ローザは以下の理由から高い人気を得ています。
① 優れた耐久性と整備のしやすさ
三菱ローザは、エンジン・足回りともに堅牢な設計がされており、アフリカの未舗装道路でも安定した走行が可能です。また、現地における三菱車の整備経験者が多く、部品供給も比較的容易な点が導入のしやすさにつながっています。
② 燃費の良さと経済性
ディーゼルエンジンである4M50は、中型バスとしては良好な燃費性能を持ち、運行コストを抑えることが可能です。日常的な送迎業務や地域交通においては、燃料代の積み重ねが大きな負担になるため、経済性が選定理由の一つになっています。
③ 多目的用途に対応可能
ローザはスクールバスや教会の送迎車、ローカルツアー用バスとしても活用でき、一台で複数のニーズに対応可能な汎用性の高さも魅力です。内装の簡単な改造も容易なため、輸入後のカスタマイズもしやすいという点が事業者にとってはメリットとなっています。
4. 現地のお客様の声
今回、タンザニアのダルエスサラームにあるスクールバス事業者様より、以下のようなフィードバックをいただきました。
「ボディの状態も良く、座席のレイアウトもそのまま使用できました。エンジンも静かで力強く、現地での登録作業もスムーズに行えました」
「以前も日本からローザを購入したことがありますが、今回の個体は非常に状態が良く、整備記録もしっかり残っており安心できました。エブリィの対応もとても丁寧で、次もお願いしたいと思います」
「タイムリーに納車してもらえたおかげで、新学期に間に合いました。生徒たちも喜んでいます」
このように、日本車への信頼感や、車両の品質の高さ、エブリィの輸出体制への満足感が伝わってくる声が多く寄せられています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介した**三菱 ローザ(KC-BE654G)**は、耐久性・経済性・多用途性の3拍子が揃ったバスとして、タンザニアのような新興国市場で特に高く評価されています。
エブリィでは、こうした中古商用車・バスの高価買取から、現地ニーズにマッチした形での海外輸出までを一括でサポートしています。輸出先の用途や道路事情を熟知したスタッフが、車両の選定や書類準備、輸送手配までをワンストップで行うことで、スムーズな取引を実現します。
もしご不要になったバスや商業車がございましたら、ぜひエブリィにご相談ください。世界100ヵ国以上への輸出実績と、お客様一人ひとりに寄り添う対応で、最適な買取をご提案いたします。
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