1. はじめに
エブリィでは、日本国内で使用された中古の農機や車両を世界各地に輸出し、再び活躍の場を提供しています。今回は、ヤンマー製の田植え機「RG7」を、東アフリカの農業国であるタンザニアへ輸出した事例をご紹介します。
「田植え機がアフリカで?」と驚かれる方もいるかもしれません。しかし、現在アフリカ各地では、水田耕作や稲作の近代化が進められており、日本の中古農機がその要となっています。特に信頼性と耐久性に優れた日本のヤンマー製品は、農業技術を底上げする重要な存在です。
本記事では、ヤンマーRG7の基本情報、なぜこの農機がタンザニアで求められているのか、その背景や輸出の過程、現地の反応などを詳しく解説いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、ヤンマー 田植え機 RG7の主な仕様です。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | ヤンマー(YANMAR) |
車両名 | 田植え機 RG7 |
型式 | RG7 |
植付け条数 | 7条 |
植付け方式 | ロータリー式植付け |
走行方式 | 自走式(ディーゼルエンジン搭載) |
駆動方式 | 4WD(四輪駆動) |
エンジン種類 | 空冷ディーゼルエンジン |
始動方式 | セルスターター |
主な機能 | 自動水平制御、苗補給装置、施肥機能付きモデルあり |
使用環境 | 湿田、水田 |
ヤンマーRG7は、中規模から大規模な水田向けに開発された7条植えの田植え機で、作業効率の高さと安定した走行性能が魅力です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
◆ タンザニアの農業事情と稲作の重要性
タンザニアは国土の約40%が農業用地とされ、国民の多くが農業に従事しています。特に、政府は食料自給率向上のために稲作の推進政策を強化しており、水田の整備や栽培技術の普及に力を入れています。
このような背景から、効率的に田植えができる農機の需要が年々高まっており、ヤンマーの田植え機はその中心的な選択肢となっています。
◆ 日本製農機の信頼性と整備性
ヤンマーRG7は、操作が簡単でありながら高度な作業性能を持ち、故障も少ないことで評価されています。特にアフリカのような高温多湿かつ過酷な環境でも安定した稼働が期待できるため、現地の農業関係者から高い信頼を得ています。
また、日本の農機は部品供給が安定しており、中古でも十分にメンテナンス可能です。現地の整備士たちも日本製のメカニズムに慣れており、長期間の運用が可能です。
◆ 労働力不足の解消と収量の安定化
手作業での田植えは時間と労力がかかり、若年層の都市流出が進む中、農業現場では深刻な労働力不足が発生しています。田植え機の導入により、省力化と収量の安定化を両立できる点が、大きな導入動機となっています。
4. 現地のお客様の声
今回のRG7を購入されたのは、タンザニア中部に位置するモロゴロ地方の稲作農家様です。現地ではすでに手押し式の簡易田植え機が導入されていましたが、作業面積の拡大にともない、自走式で高効率なモデルを探しておられました。
お客様からの声をご紹介します。
「日本のヤンマー田植え機は想像以上に性能が良かったです。自走式なので作業がとても早くなり、一日で広い面積の植え付けが完了できました。」
「エブリィの担当者が丁寧に輸出対応をしてくれたおかげで、輸送も問題なく、書類もスムーズに進みました。今後も日本の農機を導入していきたいです。」
このようなポジティブなフィードバックは、エブリィとしても非常に嬉しいものであり、今後の事業展開の励みにもなります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
ヤンマーの田植え機 RG7 は、タンザニアの稲作拡大と機械化の流れに見事にマッチした農機であり、日本で使われた中古機械であっても、その価値は十分に発揮されています。
エブリィでは、こうした中古農機やトラック、乗用車など、幅広いカテゴリーの車両を日本全国から買取し、海外のニーズに合わせて輸出しています。買取は1台からでも対応しており、査定から輸送手配までワンストップで実施可能です。
「農機の買い替えで古い機械が不要になった」「海外に役立ててもらえるなら売却を検討したい」といったお考えをお持ちの方は、ぜひエブリィにご相談ください。あなたの農機が、世界の農業発展に貢献する一台になるかもしれません。
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