1. はじめに
日本で活躍した商用車が、海外の物流や経済活動に再び命を吹き込まれ、新たな舞台で活躍している——それが、私たちエブリィが日々実現しているミッションの一つです。
今回ご紹介するのは、2003年式の三菱 キャンター(型式:KK-FB70ABX)をアフリカ・ザンビア共和国に輸出した事例です。ザンビアではインフラ整備が進む一方で、信頼性の高い中古トラックの需要が年々増加しています。中でもキャンターは、その耐久性・燃費性能・整備性の良さから、多くの現地事業者に選ばれているモデルです。
本記事では、この車両のスペックや輸出の背景、そして現地での反応について詳しくご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は、今回輸出された三菱 キャンター(KK-FB70ABX)の基本情報です。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 三菱ふそう(Mitsubishi Fuso) |
車種 | キャンター(Canter) |
型式 | KK-FB70ABX |
エンジン型式 | 4M40型 ディーゼルエンジン |
排気量 | 約2,800cc |
最大出力 | 約125PS(92kW) |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
最大積載量(目安) | 約2トン |
ボディタイプ | キャブオーバー型・平ボディ仕様 |
サスペンション | リーフスプリング |
主な用途 | 配送業、小規模物流、建材輸送、農業支援など |
キャンターは、日本国内では宅配業や建築現場での資材搬送などに重宝されてきた実績を持つ車両で、海外市場でもその信頼性は揺るぎないものとなっています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ ザンビアにおける中古トラック市場の特徴
ザンビアは内陸国であり、陸上輸送が国の物流の大部分を担っています。さらに地方都市への物資供給や農業地域との連携を強化するため、小型から中型のトラック需要が年々高まっています。しかし、新車価格は現地の中小事業者にとって非常に高価であるため、状態の良い日本製中古トラックがそのニーズにぴったりと合致するのです。
■ 三菱キャンターの強み
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耐久性と整備性の高さ:エンジンや足回りに頑丈な設計が施されており、劣悪な路面状況でも長く使える車両として評価されています。また、現地でもパーツの流通が比較的安定しており、メンテナンスも容易です。
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燃費性能の良さ:ディーゼルエンジン搭載で、積載物を運びながらも燃料消費を抑えられる点は、経費削減に直結するメリットです。
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多用途に対応可能な設計:平ボディ仕様のため、農作物や建材、日用品の輸送にも活用可能で、都市部・農村部問わず幅広く活躍します。
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扱いやすさ:コンパクトなボディと広い視野角を備えており、運転がしやすいという点も、現地ドライバーにとって大きな利点です。
これらの要因が重なり、キャンターはザンビアの多くの事業者にとって理想的なパートナーとなっています。
4. 現地のお客様の声
今回キャンターを購入されたザンビアの事業者様から、次のようなお言葉をいただいています。
「日本のキャンターは、本当に質が良い。20年以上前の車とは思えないくらいしっかりしていて、エンジンの調子も良好です。これからの配送ビジネスの中核として大いに活躍してくれそうです。」
「エブリィの対応も非常にスムーズで、輸出手続きから納車まで安心して任せることができました。これからも継続して取引していきたいと思います。」
このようなフィードバックは、私たちエブリィにとって何よりの励みです。品質と信頼を届ける使命を、今後も大切にしてまいります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介した三菱キャンター(KK-FB70ABX)の輸出事例は、日本国内での役目を終えた中古車が、いかにして海外のインフラを支える存在として再評価されるかを示す好例です。
エブリィでは、使用済み車両や稼働を終えた商用車を、世界100ヵ国以上へと送り出してきた豊富な実績があります。国内では価値を失いかけていたトラックが、海外では「待ち望まれていた戦力」として新たな役割を果たします。
「古くなったけどまだ動く車両がある」「車検が切れてそのままになっているトラックがある」といった方は、ぜひエブリィにご相談ください。査定・引取は無料、スムーズな買取と輸出の手続きをすべてお任せいただけます。
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