1. はじめに
日本のバス市場で長年活躍してきた大型バスが、海を越えて新たな地で再びその性能を発揮しています。今回ご紹介するのは、1999年式の三菱フソウバス(KC-MS822P)を、アフリカ中部のコンゴ民主共和国へ輸出した実績です。
コンゴ民主共和国は国土が広大で、都市間の移動や地方部のアクセス確保のために大型バスのニーズが高まっています。特に、日本から輸出される中古バスは、「信頼性」と「コストパフォーマンス」の高さが評価され、現地で高い人気を誇ります。
本記事では、三菱フソウバスの特長と現地市場での評価、実際の輸出プロセス、現地の反応などを詳しくご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
下記は、今回輸出された三菱フソウバス(KC-MS822P)の基本情報を表形式でまとめたものです。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 三菱フソウバス |
型式 | KC-MS822P |
車両区分 | 大型観光バス/長距離バス |
エンジン型式 | 8DC11型 |
エンジン種類 | V型8気筒ディーゼル |
排気量 | 約21,200cc |
最大出力 | 約350PS(257kW) |
トランスミッション | 6速マニュアル |
駆動方式 | 後輪駆動(2WD) |
乗車定員 | 約50名(仕様により異なる) |
全長 | 約11,990mm |
全幅 | 約2,490mm |
全高 | 約3,500mm |
主な装備 | 冷暖房エアコン、リクライニングシート、大型ラゲッジ収納、ABSブレーキ |
このモデルは、高速道路での長距離運行や団体輸送向けに設計されており、特にエアサスペンションによる快適性が高く評価されています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
◎ 地域事情に合った車両性能
コンゴ民主共和国は道路網が発展途中にあり、舗装されていない道路も多く存在します。そのため、エンジンパワーが強く、耐久性のあるシャーシを備えた日本の大型バスが現地では非常に重宝されています。
三菱フソウバス(KC-MS822P)は、21リッタークラスの大排気量エンジンを搭載しており、急勾配や悪路でも力強く走行可能です。また、整備性にも優れており、現地の整備工場でも対応しやすい構造になっている点も支持の理由です。
◎ 高いコストパフォーマンス
中古バスとしては年式が古くても、三菱の車両はしっかりとメンテナンスされているものが多く、輸出後も長期間の使用が見込めます。新車のバス導入がコスト的に困難な現地企業にとって、リーズナブルな価格で信頼性のある車両を入手できることは大きなメリットです。
◎ 幅広い用途
今回のような大型バスは、次のようなさまざまな目的で利用されています:
-
都市間長距離輸送(定期便・高速バス)
-
民間企業の従業員送迎
-
学校のスクールバス
-
団体旅行・チャーターバス
このように、多目的に使えることも、コンゴ民主共和国での人気を後押ししています。
4. 現地のお客様の声
今回この車両を購入いただいたのは、コンゴ民主共和国の首都キンシャサでバス事業を展開している輸送会社様です。車両導入後に以下のようなコメントをいただきました。
「当社では以前にも日本から中古バスを輸入しましたが、エブリィの対応は特に丁寧で迅速でした。書類の準備や船積みのスケジュール管理も完璧で、スムーズに輸入することができました。」
「車両の状態は非常に良く、現地スタッフも『新車かと思った』と驚いていました。これからも長距離便で活躍してくれると思います。」
「次回のバス購入でも、必ずエブリィに相談する予定です。」
このような声は、エブリィの品質とサービス体制への信頼を証明するものです。海外で再び活躍する日本の車両を見るたびに、私たちの使命の意義を感じます。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回の三菱フソウバス(KC-MS822P)の輸出事例は、日本での役目を終えた車両が、再び新天地で価値を生み出す素晴らしい例となりました。コンゴ民主共和国のような発展途上国では、耐久性と信頼性に優れた日本車が、今なお必要とされています。
エブリィでは、全国各地で商用車やバスの買取を強化しています。動かなくなった車両、古くなった車両でも、海外での需要により高価買取が可能なケースが多数ございます。特に大型バスやトラックは、アフリカ・中東・東南アジアなどの市場で高く評価されています。
「まだ使えるこの車、どこかで役に立てないか?」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひエブリィまでご連絡ください。私たちが責任をもって、次のオーナーへと繋ぎます。
「あなたのクルマを、必要としている国へ」
トラック買取・車買取・トラクター買取・自動車輸出・貿易コンサルティング
株式会社エブリィ