1. はじめに
東アフリカに位置するタンザニアは、経済成長とともに交通インフラの整備が進む一方で、公共交通機関の充実が急務となっています。都市部・農村部を問わず、人の移動を支えるミニバス・中型バスの需要が年々高まる中、日本の中古バス市場はタンザニアにとって重要な供給源です。
今回エブリィでは、2007年式の日産 シビリアン(PA-AHW41)をタンザニアへ輸出いたしました。日本国内では企業・学校・自治体などで多く利用されてきたこの車両が、なぜアフリカ市場で求められているのか、その背景と活用状況を詳しくご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
今回輸出した日産 シビリアン(PA-AHW41)の基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 日産自動車(NISSAN) |
車名 | シビリアン(CIVILIAN) |
型式 | PA-AHW41 |
エンジン型式 | TD42 |
排気量 | 4,164cc(ディーゼル) |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
乗車定員 | 最大26名(仕様により異なる) |
車体形状 | マイクロバス(中型バス) |
ボディサイズ | 全長約6,990mm × 全幅約2,020mm × 全高約2,630mm |
燃料タンク容量 | 約80L |
用途 | 送迎・公共交通・観光・学校バスなど |
シビリアン(PA-AHW41)は、頑丈なフレーム構造と信頼性の高いディーゼルエンジンTD42を搭載し、整備性にも優れた中型バスです。特に輸送効率が求められる市場においては、多人数輸送が可能なこのタイプのバスが非常に重宝されます。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
豊富な乗車定員と経済性
タンザニアでは、都市と郊外を結ぶ交通手段として「ダラダラ(ミニバス)」が広く利用されています。その中で、日産 シビリアンのような中型サイズのバスは、コスト効率と座席数のバランスに優れており、民間事業者や個人オーナーからの需要が非常に高いのが現状です。
燃費性能も比較的良好で、同クラスの車両と比較して燃料コストを抑えながら運行できる点は、長距離移動の多いタンザニアにとって大きなメリットとなります。
ディーゼルエンジンの耐久性と整備性
TD42エンジンは、日産が長年培ってきた耐久性重視の設計が特徴で、アフリカ各地で高く評価されています。高温多湿な気候でもエンジンのトラブルが少なく、部品交換や修理が簡単なことから、現地の整備工場でも安心してメンテナンスが行えるのが大きな強みです。
公共・商業・学校用途まで多彩な活用が可能
この型式のシビリアンは、単なる路線バスや送迎車としてだけでなく、観光用バス、社員輸送、スクールバスなど多彩なニーズに対応できます。特に学校教育への注力が進むザンジバルや郊外地域では、シビリアンのような中型バスの導入が推進されており、導入後すぐに現地で活用されるケースも少なくありません。
4. 現地のお客様の声
今回の車両を購入されたタンザニアの事業者様からは、以下のような声をいただいています。
「状態の良い中古車を日本から輸入できたことを非常に嬉しく思います。内装も清潔で、エンジンも一発始動。町と村をつなぐ路線で早速運行を開始しました。」
— 地方輸送事業者 M.S様(タンザニア)
「エブリィの対応が丁寧で、通関手続きや現地到着まで不安なく進められました。今後もまた同じモデルを複数台導入したいと考えています。」
— 観光バス運営会社 K.N様(タンザニア)
こうした声は、エブリィが品質にこだわった車両提供と安心のサポート体制を実現している証でもあり、当社の信頼構築に大きく寄与しています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
2007年式の日産 シビリアン(PA-AHW41)は、その堅牢な設計と実用性、そしてメンテナンスのしやすさにより、タンザニアのような発展途上の国々で非常に価値ある輸送手段として活躍しています。公共交通や民間輸送を支える重要な車両として、中古であっても高く評価されているのです。
エブリィでは、このような中古バスをはじめ、小型トラック、SUV、乗用車など、幅広い車種を各国のニーズに合わせて輸出しています。「年式が古い」「距離が多い」車両でも、世界のどこかでまだまだ活躍できる可能性がある――そのような視点で一台一台を大切に取り扱っています。
もし現在お使いの車の売却をご検討中でしたら、ぜひエブリィへご相談ください。国内では見落とされがちな車の価値を、世界基準で正しく評価いたします。
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