1. はじめに
日本国内で“働く車”として根強い人気を誇るマツダ・ボンゴトラック。その高い実用性とメンテナンス性は、今や日本にとどまらず海外でも評価され、特に商用ニーズの強い地域では常に需要があります。今回EVERY Co., Ltd.が輸出したのは、2013年式の「マツダ ボンゴトラック(ABF-SKP2T)」。輸出先は、東アフリカの経済の中心地であるケニアです。
都市部と農村が混在するケニアでは、物流や輸送の課題が多く、コンパクトかつ頑丈なトラックが必要とされています。この記事では、マツダ ボンゴトラックがなぜケニアで求められているのか、その特徴や輸出の流れ、現地での反響などを詳しく解説してまいります。
2. 輸出車両の詳細情報
以下に、今回ケニアへ輸出された「マツダ ボンゴトラック(ABF-SKP2T)」の基本情報をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | マツダ株式会社 |
車種名 | ボンゴトラック |
型式 | ABF-SKP2T |
エンジン型式 | L8(1.8Lガソリンエンジン) |
排気量 | 1,798cc |
燃料 | ガソリン |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
最大積載量 | 約850kg〜1,000kg(仕様により異なる) |
車体寸法 | 全長:4,285mm × 全幅:1,690mm × 全高:1,865mm |
乗車定員 | 3名 |
特徴 | 小回り性能に優れたシャシー、荷台の積み下ろしがしやすい設計、メンテナンス性が高く部品も豊富 |
ボンゴトラックは、個人事業者や小規模商店、農家などに幅広く支持されており、「コストを抑えながら確実に仕事ができる」トラックとして世界中に輸出されています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
インフラ事情に最適なサイズ感と走行性能
ケニアでは、都市部の舗装路だけでなく、地方や農村部には未整備の道路も多く存在します。そのような環境下では、コンパクトなボディで悪路走行にも対応できるトラックが重宝されます。ABF-SKP2Tは、短いホイールベースと高い車高で、狭い道や悪路でも問題なく走行できる性能を備えています。
維持費の安さと耐久性の高さ
日本の軽・小型トラックは、燃費性能が高く、部品交換のサイクルも長いため、トータルの維持コストが低く抑えられます。マツダのL8型エンジンは信頼性が高く、故障率も少ないことで知られており、アフリカ市場での評価も上々です。
また、ボンゴはトヨタや日産と同様に、ケニア市場でも多く流通しており、部品の調達が比較的容易です。これにより、故障時の修理もスムーズに行うことができるという利点があります。
多様なビジネスに対応可能な汎用性
ABF-SKP2Tは、積載量こそ中型車に及ばないものの、荷台の使いやすさや改造の柔軟性から、多様な業種に対応できます。農作物の運搬、日用品の配送、工事現場の資材輸送など、個人事業レベルの商業活動に最適なサイズと機能を備えています。
4. 現地のお客様の声
今回、ボンゴトラックをご購入いただいたケニアのバイヤー様より、次のようなフィードバックを頂戴しました。
「日本のボンゴは、以前から整備工場でも高く評価されており、安心して選びました。荷台の高さもちょうどよく、積み込み作業がしやすいです。エンジンも静かで、走りも非常にスムーズです。」
輸出プロセスについても、
「EVERYさんは輸出に関する書類の手続きが非常に分かりやすく、質問にも丁寧に対応してくれたので、初めての輸入でも不安はありませんでした。」
というように、車両だけでなくサービスの面でも高い評価を頂いております。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
2013年式マツダ ボンゴトラック(ABF-SKP2T)は、小型ながらも実用性と信頼性に優れ、ケニアのような発展途上国市場でも十分に活躍できる一台です。都市部での配達業務や農村部での収穫物運搬など、さまざまな用途に対応できるため、今後も継続的な需要が見込まれます。
EVERY Co., Ltd.では、このような中古の商用トラックを世界各国に輸出しており、売却を検討されている車両を価値ある形で次のオーナーへとつなぐお手伝いをしています。古い車や使用済みトラックであっても、海外では“働く力”として求められているのです。
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