1. はじめに
日本国内で役目を終えた中古トラックたちは、いまアフリカやアジア諸国で第二の人生を歩んでいます。今回は、タンザニアへ輸出された「三菱フソウトラック(U-FV419JD)・1992年式」の事例をご紹介します。
1990年代のモデルながら、三菱フソウ製の大型トラックは今なお世界中で高い評価を受けており、アフリカ市場でも圧倒的な信頼を誇ります。タンザニアにおいても、建設・物流・農業分野を支える商用車として、日本製中古トラックの需要は非常に高い水準で推移しています。
この記事では、U-FV419JD型の基本スペック、タンザニアでの利用ニーズ、輸出プロセス、そして現地バイヤーの声を通じて、このモデルがなぜ今も選ばれ続けているのかを解説いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
車名 | 三菱フソウ トラック |
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型式 | U-FV419JD |
エンジン型式 | 8DC11(17.7L V型8気筒ディーゼル) |
駆動方式 | 6×4(後輪二軸駆動) |
トランスミッション | 6速マニュアル |
最大出力 | 約340PS |
燃料 | 軽油(ディーゼル) |
積載量 | 約12,000kg(シャーシ仕様による) |
車両総重量 | 約25,000kg |
全長×全幅×全高 | 約11,980mm × 2,490mm × 3,200mm(ボディ仕様により異なる) |
主な装備 | エアブレーキ、デフロック、エアサス、エアコン、パワーステアリング など |
U-FV419JDは、当時の三菱フソウの中でも特に重積載に特化したモデルで、強力なV8ディーゼルエンジンを搭載し、過酷な現場にも耐えるトルクと頑丈な車体を兼ね備えています。シャーシ車両としても汎用性が高く、ダンプ、タンクローリー、コンテナ輸送車など幅広い用途に転用可能です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
● 耐久性と構造の強さ
タンザニアでは建設プロジェクトやインフラ整備が進んでおり、大型資材や土砂の運搬が日常的に行われています。U-FV419JDのような高積載トラックは、舗装の悪い道路や山岳地帯でも問題なく走行でき、現場での信頼度が高いのが特徴です。
また、旧型モデルであっても堅牢なボディ構造とシンプルな機械式設計により、整備がしやすく長期使用に耐えるため、中古での価値が落ちにくい車種として知られています。
● 高出力ディーゼルエンジンの需要
8DC11型エンジンは、非常に力強いV8ターボディーゼルエンジンで、重積載時の坂道走行でも安定したトルクを発揮します。エンジン部品の流通も多く、現地整備工場でも対応が容易な点がアフリカ諸国で支持される要因です。
● 中古トラックならではの価格帯と維持費
タンザニアでは新車トラックの購入が困難な場合が多く、中古で性能の良い車両は即戦力として重宝されます。特に、日本から輸出されるトラックは整備履歴が明確で状態が良いため、安心して購入されるケースが多いのです。U-FV419JDは価格と性能のバランスが非常に良く、コスト意識の高い中小事業者にとって魅力的な選択肢です。
4. 現地のお客様の声
実際にこの三菱フソウトラックを購入されたタンザニアのバイヤーからは、以下のようなコメントをいただきました:
「非常に状態の良いトラックを届けてもらい感謝しています。8DC11エンジンはパワフルで、重い建材の運搬でも全く問題ありませんでした。エブリィさんの輸送手配も丁寧で、日本からの輸出がとてもスムーズでした。今後もこのルートで輸入を続けたいです。」
このような声は、日本車への信頼だけでなく、エブリィの輸出サポート体制が現地バイヤーから高く評価されている証でもあります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回輸出した「三菱フソウトラック(U-FV419JD)」は、製造から30年以上経過しているにもかかわらず、現在でも実用性の高い車両として世界中で活躍しています。耐久性・出力・整備性という商用車に求められる基本要素をしっかりと備えており、タンザニアのような成長途上国の物流・建設業界において、今後も安定した需要が見込まれます。
エブリィでは、日本国内で使用されていたトラックや重機、バスなどを高価買取し、海外のニーズに応じて再販しています。特に、旧型モデルであっても機関系に問題がない車両であれば、海外では高く評価される可能性があります。
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