1. はじめに
日本の中古商用車が世界中の市場で高く評価されている中、アフリカ東部に位置するタンザニアでもそのニーズは年々高まっています。特に、公共交通やスクールバスとして活躍する「三菱ローザ」は、現地の交通網にとって欠かせない存在です。
今回EVERY Co., Ltd.では、1996年式の「三菱ローザ(KC-BE438E)」をタンザニアへ輸出いたしました。本記事では、この車両の仕様や、なぜタンザニア市場で高く評価されているのか、その背景や実際のバイヤーの声とともに、弊社の輸出サポート体制についてもご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | 三菱 ローザ |
型式 | KC-BE438E |
エンジン型式 | 4D33(直列4気筒ディーゼル) |
排気量 | 4,214cc |
最大出力 | 約90ps(66kW)/3,200rpm |
最大トルク | 約206Nm/1,800rpm |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
乗車定員 | 25〜29名(仕様により異なる) |
全長×全幅×全高 | 約6,990mm × 2,010mm × 2,630mm |
サスペンション | 前後リーフスプリング |
燃料種別 | 軽油(ディーゼル) |
ボディタイプ | マイクロバス/ミッドサイズバス |
KC-BE438E型の三菱ローザは、堅牢なフレームとシンプルな構造を特徴とし、20年以上経過しても多くの国で稼働している信頼性の高いモデルです。整備性にも優れ、現地での運用コストを抑えることができます。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
● 公共交通機関としての活用
タンザニアでは「ダラダラ」と呼ばれるミニバスが庶民の主な移動手段となっています。三菱ローザは、ちょうど良いサイズ感と乗車定員により、この役割に最適です。また、学校や法人、教会などでの団体送迎用途にも広く使われています。
● アフリカの過酷な環境でも耐えるタフな設計
4D33型エンジンは、耐久性に優れ、未舗装道路や高温・高湿の地域でも安定したパフォーマンスを発揮します。ラジエーター冷却性能や足回りの強度も高く、長距離運転や重負荷にも耐えられる設計です。
● メンテナンス性の高さ
KC-BE438Eは構造がシンプルで整備しやすく、現地の整備工場でも対応可能な点が支持されている理由の一つです。また、日本車が多数流通しているタンザニアでは、スペアパーツの入手も比較的容易で、長期運用が現実的です。
● コストパフォーマンス
新品のマイクロバスは高額ですが、状態の良い日本製中古車は価格が抑えられており、地方のバス事業者や個人オーナーにも手が届く存在です。三菱ローザは耐用年数が長いため、投資対効果も高いと評価されています。
4. 現地のお客様の声
今回、車両を受け取ったタンザニアのバイヤーからは、以下のようなコメントをいただきました。
「バスはすぐに登録でき、今では地方都市と村を結ぶ交通手段として活躍しています。車両の状態が非常に良く、さすが日本の中古車だと実感しました。」
「エブリィのスタッフは支払い後すぐに出港の手続きを行ってくれ、細かく連絡をくれたおかげで安心できました。輸送の進捗も分かりやすく、到着までスムーズでした。」
このように、車両そのものの品質だけでなく、エブリィが提供する丁寧なサポート体制も高く評価されています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
1996年式の三菱ローザ(KC-BE438E)は、現在でも多くの国々で現役で稼働しており、その堅牢さと汎用性の高さから、タンザニア市場でも引き続き高いニーズがあります。今回のように、信頼できる中古バスを導入することで、地域交通の改善やビジネスの効率化にも大きく貢献できます。
EVERY Co., Ltd.では、国内で不要となったバスやトラックを、世界中の必要とする方々へ届けるためのサポートを行っています。専門スタッフが車両の選定から整備、輸出手配、書類対応までトータルでお手伝いし、迅速かつ誠実な対応を心がけております。
もし、ご不要になった車両がございましたら、ぜひエブリィの無料買取査定をご利用ください。国内外のニーズに即した最適な買取価格をご提案させていただきます。
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