2003年より、大型トラックには「リミッター（スピードリミッター）」の取り付けが義務付けられています。リミッターの正式名称は「速度抑制装置」といい、その主な役割はトラックの速度を抑制することです。リミッターが作動すると、トラックの速度は時速90kmを超えないよう制限されます。
トラックのリミッターにはいくつかの重要な目的があります。その中で最も重要なのは、スピード超過による事故防止です。大型トラックは衝突時の衝撃が大きいため、リミッターによって速度を制限することで重大な事故を減少させることができます。また、リミッターの装着によって燃費が向上し、排気ガスの軽減や環境対策にも貢献しています。
トラックの運転中、下り坂で急にブレーキが効かなくなることはありませんか？このような現象を「フェード現象」と呼びます。フェード現象が発生すると、ブレーキが効かなくなり、大きな事故に繋がる可能性があります。
フェード現象とは、フットブレーキを連続的に使用することでブレーキパッドが過熱し、その結果ブレーキの効きが悪くなる現象です。ブレーキパッドが過熱すると、摩擦材が分解・ガス化し、ブレーキローターとの間にガス膜が形成されます。このガス膜が潤滑材となり、ブレーキの摩擦力を低下させるのです。 続きを読む フェード現象とは？その原因と仕組み
多くの積み荷で車両の重量が重くなるトラックは、MT（マニュアル・トランスミッション）が主流です。MTはギアを手動で切り替えることで、効率的に駆動力を調整し、路面状況に応じた走行が可能になります。ギアには発進や加速、坂道を登る時に必要な低いギア段、バック走行やスピードに応じたギアなどがあり、正しく使い分けることが重要です。
トラックを安全に走行させるために必要な部品や装置はたくさんありますが、中でもエンジンを正常に動かすために必要な装置が「ウォーターポンプ」です。ウォーターポンプが故障するとエンジンがオーバーヒートしてしまい、トラックに深刻なダメージを与える可能性があります。
トラック運転手の皆さん、車検の時期が近づくと予約や費用の準備など取り掛からなければいけないことがたくさんありますよね。そんな中で見落としがちなのが、カスタマイズに対する検査のチェックです。
多くの運転手が自分好みに部品をカスタマイズしていますが、その内容によっては車検に通らないこともあります。今回は、カスタマイズパーツとして特に人気な「フォグランプ」の車検通過条件を解説します！ 続きを読む フォグランプの条件をクリアして車検に通そう！
トラックを運転中に、走り始める時や坂道を登る時に白煙が出ることはありませんか？黒煙と比べると害が少ないように見える白煙ですが、場合によっては大変危険なこともあります。実際に白煙が原因で大きな事故に繋がるケースもあり、そのまま放置するのは絶対に避けるべきです。
重量のある資材や貨物を吊り上げ、移動・積み下ろしを行う「移動式クレーン」。
建設現場や工場、物流の現場など、さまざまなシーンで活躍する機械です。
トラックを長時間運転するドライバーにとって、乗り心地の良さは非常に重要です。
その快適性を支えているのが「キャブサスペンション」です。
このキャブサスペンションは、トラックのキャブ（運転席）とフレームの間に設置され、走行時の振動や衝撃を吸収する役割を果たします。
タコグラフは、トラックの走行記録を詳細に管理できる装置です。
運転時間、速度、距離などを記録し、業務の効率化や安全運転の指導に活用されます。
ディーゼルエンジンを搭載したトラックの燃費効率や排出ガスのクリーン化に大きく貢献している「コモンレールシステム」。
トラックの性能向上に欠かせないこのシステムですが、具体的にどのような仕組みなのか、ご存知でしょうか？
