1. はじめに
今回ご紹介するのは、日産 シビリアン(KK-BVW41)・2003年式をアフリカ東部の国タンザニアへ輸出した実績です。
タンザニアでは、公共交通機関の整備が十分ではない地域が多く、信頼性の高い中古バスやマイクロバスのニーズが非常に高い傾向にあります。とくに日本車は、その頑丈なつくりや燃費性能の良さから「一度使うと離れられない」と言われるほどの信頼を得ています。
この記事では、日産シビリアン(KK-BVW41)の車両概要をはじめ、タンザニア市場での人気の背景、現地バイヤーの声などを詳しくご紹介いたします。
2. 輸出車両の詳細情報
車種名 | 日産 シビリアン |
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型式 | KK-BVW41 |
エンジン型式 | TD42(ディーゼル・直列6気筒) |
排気量 | 約4,200cc |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
定員 | 26〜29名(シート配置により変動) |
ボディタイプ | マイクロバス |
ドアタイプ | スイングドアまたは自動引き戸 |
サスペンション | 前後リーフスプリング |
燃料種別 | 軽油(ディーゼル) |
特徴 | 高耐久エンジン/部品の供給が安定/整備性良好 |
KK-BVW41型のシビリアンは、2000年代初頭の日本国内でも路線バス・通勤送迎・学校送迎車として人気がありました。現在でも海外市場ではこの型式が現役で活躍しており、特に信頼性と修理のしやすさが評価されている理由です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
● 商用・公共交通ニーズの増加
タンザニアでは、都市間・地域間の移動や都市部の通勤・通学のために、定員20名以上の中型マイクロバスの需要が高まっています。特に都市近郊のミニバス(ダラダラ)市場では、信頼できる中古バスが重宝されています。
KK-BVW41型のシビリアンは、コンパクトながら大人数を安全に運べるという点で、こうした交通事情にマッチしており、使い勝手の良さから個人事業主にも人気です。
● 高燃費でランニングコストが安い
TD42型エンジンは、燃焼効率の良さで知られ、4.2Lの排気量ながら燃費は良好。加えてメンテナンス費用も抑えられるため、燃料費の高騰や部品供給の不安があるアフリカ市場でも安心して使用できます。
● 耐久性と整備性の高さ
KD-BVW41の大きな魅力は、過酷な環境でも故障しにくいエンジンとシャーシ構造です。アスファルト道路が未整備なエリアでも、しっかりと耐える足回り設計がなされており、長距離運行にも向いています。
さらに、エンジン部品・シャーシパーツが東アフリカ市場でも流通しているため、仮に故障しても現地で修理対応が可能。これも安心材料のひとつとなっています。
● 改造の柔軟性
マイクロバスとしての活用以外にも、荷物輸送用への改造や医療移動車への転用など、多目的にカスタマイズしやすい点も人気です。ドア位置やシートレイアウトが比較的自由に変更できる構造が、ビジネスユースの幅を広げています。
4. 現地のお客様の声
今回このシビリアンを購入されたのは、タンザニア・ムワンザ市の運送事業者サムソン氏。購入後のインタビューでは、以下のようなコメントをいただきました。
「このシビリアンは日本から直接届いたとは思えないほどコンディションが良く、すぐに運行を開始することができました。ダラダラとして地域の住民を毎日運んでいますが、**燃費も良く故障も少ないのでとても助かっています。**今後もエブリィさんから中古バスを仕入れたいと考えています。」
また、サムソン氏の同業者の間でも「日本のバスなら日産か三菱を選べ」という意見が多く、日本製中古車の信頼性の高さが現地でいかに浸透しているかが伺えます。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
日産 シビリアン(KK-BVW41)は、高い耐久性と低燃費、そして多目的に使える汎用性から、今なおタンザニアをはじめとするアフリカ諸国で高い評価を受けている中古バスです。
日本国内では新型バスの導入が進んでいる一方で、海外ではまだまだ活躍の場があり、こうした車両を必要としている国や人々がいます。
エブリィでは、日本全国のオーナー様から、こうした中古バスやトラックを高価買取し、世界各地へと再び命を吹き込むお手伝いをしています。
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年式が古くても海外での需要がある車両は多数あります
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