1. はじめに
エブリィでは日本国内で役目を終えた中古トラックを、世界各国へと輸出しています。今回はその中でも特に注目された車両、三菱 スーパーグレート(KC-FV519JXD)・1998年式をカリブ海の島国・バルバドスへ輸出した実績をご紹介します。
バルバドスは美しい海とリゾート地として有名な国ですが、物流や建設分野も発展を続けており、特に大型車両へのニーズが高まりつつある市場のひとつです。そのような中で、日本製の信頼性あるトラックが注目され、今回の輸出へとつながりました。
この記事では、このモデルの特長、なぜバルバドス市場で人気があるのか、輸出までの流れ、現地のバイヤーの反応などを詳しくご紹介します。
2. 輸出車両の詳細情報
車名 | 三菱 スーパーグレート |
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型式 | KC-FV519JXD |
エンジン型式 | 8DC9(V型8気筒ディーゼルターボ) |
排気量 | 約16,000cc |
駆動方式 | 6×4(後2軸駆動・3軸トラクター) |
トランスミッション | 7速マニュアル |
最大積載量 | 約11,000kg(用途により異なる) |
シャーシ構造 | ヘビーデューティーフレーム |
燃料タイプ | 軽油(ディーゼル) |
サスペンション | リーフスプリング |
特徴 | 耐久性の高いパワートレイン/過酷地対応設計 |
KC-FV519JXDは、1990年代後半の三菱ふそうを代表するヘビーデューティートラックで、特に建設・資材輸送・重機牽引など高負荷の業務に多用されました。その圧倒的な馬力と高い信頼性により、今でも多くの新興国市場で人気を集めています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
● バルバドスの商業インフラ需要にマッチ
バルバドスは観光業に支えられた経済基盤を持ちますが、近年ではインフラ整備や建設業の需要も増えており、大型トラックやトレーラーのニーズが上昇中です。国内の工事現場や港湾輸送では、高トルクと積載性を持つトラックが重宝されます。
KC-FV519JXDは16リッター級の強力なディーゼルエンジンを搭載しており、急勾配や長距離輸送にも耐えるトルク性能が魅力。これがバルバドスの地形や道路事情にもマッチしているのです。
● 維持コストと信頼性のバランス
日本の大型車両は、部品の精度・エンジンの耐久性・全体的な故障率の低さが世界中で評価されています。特にバルバドスのように、トラックの稼働率がビジネスの命運を左右する環境では、少ないトラブルで長持ちする中古車が選ばれます。
さらに、1998年式という絶妙な年式が、先進的すぎない構造による整備のしやすさと、性能のバランスの良さを両立している点も好印象を持たれています。
● 汎用性の高さと積載力
KC-FV519JXDはダンプ仕様・トラクターヘッド仕様・平ボディ仕様などに応用可能な汎用シャーシで構成されており、購入後の改造にも柔軟に対応できます。バルバドスのような市場では、多目的に利用できる車両が好まれる傾向にあるため、まさに理想的な一台でした。
4. 現地のお客様の声
今回の輸出先であるバルバドスの運送業者、アンドリュー・S氏からは、次のような感想をいただいています。
「これまで欧州製の中古トラックを使用していましたが、維持費が高く、修理に時間がかかることもありました。日本のスーパーグレートはパワフルで信頼性が高く、修理パーツも比較的手に入りやすいのが魅力です。エブリィの対応も非常にスムーズで、船積み手配も完璧でした。」
さらに、アンドリュー氏の会社では、今後も日本製トラックの導入を検討しており、すでに同型式の追加購入の相談も始まっている状況です。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
三菱 スーパーグレート(KC-FV519JXD)は、20年以上前のモデルでありながら、現在も海外で高く評価される実力を持つ車両です。特に、道路環境が過酷で高トルク車が必要とされる地域では、このような中古トラックの需要が根強くあります。
エブリィでは、日本国内で役目を終えたトラックを、こうした新たなニーズのある国々へと橋渡しする輸出サービスを提供しています。
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長年使ったトラックでも輸出価値があります
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年式が古くても状態次第で高価買取の可能性あり
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