1. はじめに
日本製の中古車は、耐久性と信頼性で世界中のユーザーから支持されています。特に商用車においては「メンテナンス性の良さ」「燃費効率」「頑丈な設計」が重視されており、そうした条件を満たす日本のトラックは、アフリカ諸国でも非常に高い需要を誇っています。
今回は、EVERY Co., Ltd.が輸出した1996年式の「三菱キャンター(KC-FB501B)」についてご紹介します。約30年の時を経てもなお、現役として活躍できるこのモデルが、なぜタンザニアで求められているのか、そして輸出プロセスや現地の反応を含めて詳しくお伝えします。
2. 輸出車両の詳細情報
以下は三菱キャンター(KC-FB501B)の基本的なスペックです。カタログ形式でご紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 三菱ふそう |
車種名 | キャンター |
型式 | KC-FB501B |
駆動方式 | 4×2(後輪駆動) |
エンジン型式 | 4D33(直列4気筒ディーゼル) |
排気量 | 約4,214cc |
最大出力 | 約120PS |
トランスミッション | 5速マニュアル |
ブレーキ方式 | 油圧式+真空サーボ |
積載量 | 約2,000〜3,000kg(仕様により異なる) |
全長 | 約6メートル(ボディタイプにより異なる) |
用途 | 配送業、建材運搬、小規模輸送、個人用など |
三菱キャンターは、日本国内では地域配送業者や建設関連業者などで使用されてきた実績があり、軽量で取り回しがしやすいのが特徴です。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
◎ 経済発展に伴うトラック需要の増加
タンザニアでは、ダルエスサラームを中心とする都市部から地方へと物資を移動させる物流の需要が拡大しています。特に中小規模の配送や建設資材の運搬など、フレキシブルな用途に対応できる中小型トラックの需要は常に高い水準を保っています。
◎ 三菱キャンターの強み
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燃費の良さ:4D33エンジンは燃費効率に優れており、燃料価格の高騰にも強い。
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高い耐久性:エンジンや車体構造がシンプルで壊れにくく、長年の酷使にも耐える設計。
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メンテナンスのしやすさ:部品の入手が比較的容易で、現地の整備士でも対応可能。
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コストパフォーマンス:価格が抑えられており、中小企業や個人バイヤーに人気。
このような要素が揃ったKC-FB501Bは、現地の商業利用において非常に「ちょうど良い」選択肢として高く評価されています。
4. 現地のお客様の声
今回、三菱キャンター(KC-FB501B)を購入されたタンザニアのオーナー様から、以下のようなお声をいただいております:
「とても古い年式の車両でしたが、状態が良く、すぐに仕事に使い始めることができました。日本車はやはり品質が違います。エンジン音も静かで、想像以上にパワフルです。」
「EVERYさんのスタッフは連絡も丁寧で、出港から到着まで一貫して安心できました。また次も日本から仕入れたいと思います。」
こうした声からも、車両そのものの品質だけでなく、エブリィのサポート体制がバイヤーの安心につながっていることが分かります。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
三菱キャンター(KC-FB501B)は、シンプルな構造と高い耐久性により、アフリカ市場において今なお必要とされる1台です。年式が古くても、メンテナンスの行き届いた日本車は、世界の現場で再び価値を発揮することができます。
EVERY Co., Ltd.では、日本全国から買取した商用車を、こうしたニーズのある国々へとお届けしています。現在不要となっている車両を、世界で再び活躍させてみませんか?
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