1. はじめに
本記事では、日本からタンザニアへ輸出された「三菱ローザ(KK-BE66DG)」について詳しくご紹介します。
アフリカ大陸の東部に位置するタンザニアは、観光、教育、地方交通など多彩な移動ニーズを抱える国です。そのため、バス車両、とくに中型・小型のマイクロバスの需要は年々高まっており、日本の中古バス市場からの輸入が盛んに行われています。
その中でも、三菱のローザは高い信頼性と実用性を兼ね備えたマイクロバスとして、タクシー業者、学校法人、ツアー会社など多方面で選ばれ続けているモデルです。今回タンザニアへ輸出されたのは、2001年式・KK-BE66DG型のローザ。このモデルがなぜ現地で高く評価されているのか、どのような輸出プロセスで届けられたのか、実際のユーザーボイスとともにお届けします。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
車種名 | 三菱 ローザ(MITSUBISHI ROSA) |
型式 | KK-BE66DG |
エンジン型式 | 4D34(直列4気筒ディーゼル) |
排気量 | 3,907cc |
最大出力 | 約135馬力(参考値) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
乗車定員 | 最大29名(仕様により変動) |
ボディタイプ | マイクロバス |
燃料 | 軽油(ディーゼル) |
特徴 | 高い積載力、広い車内空間、優れた耐久性 |
三菱ローザは、日本国内では幼稚園バス、送迎車、地域のコミュニティバスなどとして広く活躍しており、その頑丈なつくりと広い室内空間は、海外においても公共・民間を問わず重宝されています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
燃費と維持コストのバランス
タンザニアの都市部・地方問わず、バスに求められるのは「経済性」と「継続的な運用性」です。
三菱ローザ(KK-BE66DG)は、4D34型のディーゼルエンジンを搭載し、十分な出力を確保しながらも燃料効率に優れており、燃料価格の変動が激しい地域でも安定した運用が可能です。
また、ディーゼル車両はガソリン車に比べてトルクが強く、山間部や未舗装道路の多い地方でも安定した走行が可能です。
多様な用途に対応可能
三菱ローザは、以下のように幅広い用途に利用されています:
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公共交通機関のミニバス代替車両
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学校の送迎バス
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企業の従業員輸送
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観光ツアー向けの団体移動車
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宗教行事や冠婚葬祭時の団体移動
一台で多くのニーズに応えられる柔軟性が、ローザが現地で選ばれる大きな理由です。
アフターパーツの入手と整備のしやすさ
日本からの中古バスは、エンジンやシャーシの設計が長年変わっていないモデルが多く、現地の整備士でも扱いやすいことが特徴です。
ローザも例外ではなく、モザンビークやケニアなど近隣国での使用経験がある整備士が多いため、部品の取り寄せや整備においても不安が少ないという声が多く聞かれます。
4. 現地のお客様の声
今回、タンザニアに三菱ローザ(KK-BE66DG)を導入した現地のお客様より、以下のようなフィードバックをいただいております:
「学校用の送迎車を探していたところ、日本製のローザに出会いました。座席数もちょうど良く、静かなエンジン音と快適な車内空間に驚きました。」
― Dar es Salaam 私立学校関係者様
「地方の観光業を営んでいますが、舗装されていない山道でもしっかり走ってくれます。エアコンの効きも良く、お客様からの評判も上々です。」
― Arusha ツアーオペレーター様
「EVERYさんのサポートが非常に丁寧で、通関書類も整っており、スムーズに登録・使用開始できました。今後も継続的に購入を検討しています。」
― Mwanza 輸送業バイヤー様
このように、車両そのものの性能だけでなく、輸出サポートの品質も含めて高い評価をいただいています。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
三菱ローザ(KK-BE66DG)は、耐久性・経済性・汎用性を兼ね備えたマイクロバスとして、タンザニアをはじめとするアフリカ諸国で高く評価されています。
とくに小規模な交通ニーズが多い国では、「乗用車以上、大型バス未満」の中間サイズが重宝され、その中心的存在としてローザは信頼を集めています。
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