トラックで荷物を配送する際に、高速道路を利用する方は多いのではないでしょうか?
高速道路を使えば一般道よりもスムーズに移動でき、時間を短縮して効率よく荷物を運べます。
しかし、**「高速道路の料金がどう決まるのかわからない」**という方もいるかもしれません。
結論から言うと、高速道路の料金は「車種区分」と「走行距離」によって決まります。
この記事では、トラックの高速料金の決まり方や車種区分の見分け方を詳しく解説します!
高速料金の決まり方|車種区分と走行距離がカギ!
車種区分による料金の違い
高速道路の料金は、トラックの車種区分によって異なります。
主に以下の5つの区分があり、大型車になるほど料金が高くなります。
車種区分 | 対象となる車両 |
---|---|
軽自動車等 | 軽トラック、軽バンなど |
普通車 | 2tトラックなどの小型貨物自動車 |
中型車 | 3t〜4tトラックなどの普通貨物自動車 |
大型車 | 最大積載量5t以上のトラック |
特大車 | 4車軸以上のトラック、大型特殊自動車 |
トラックがどの区分に属するかは、車両の総重量・最大積載量・車軸数によって決まります。
また、牽引トレーラーを利用する場合は、牽引する車両の軸数によって料金が変動するため、注意が必要です。
高速料金の具体例|車種ごとの比較
例えば、東北自動車道の「仙台宮城IC〜宇都宮IC(約229km)」を走行した場合、車種ごとの料金は以下のようになります。
車種区分 | 通常料金 | ETC料金 | ETC2.0料金 |
---|---|---|---|
普通車 | 5,460円 | 3,820円 | 3,820円 |
中型車 | 6,520円 | 4,560円 | 4,560円 |
大型車 | 8,900円 | 6,230円 | 6,230円 |
特大車 | 14,700円 | 10,290円 | 10,290円 |
このように、トラックのサイズが大きくなるほど高速料金が高くなるため、運送コストを考える際には重要なポイントとなります。
走行距離や時間帯による料金の変動
走行距離が長いほど割引率が適用
高速道路の料金は、基本的に走行距離が長くなるほど高くなります。
しかし、日本の高速道路では「長距離逓減制(ちょうきょりていげんせい)」が適用され、長距離走行になると割引が適用されます。
長距離割引の例(予定改定後)
走行距離 | 割引率 |
---|---|
100〜200km | 25% |
200km以上 | 30% |
400〜600km | 40% |
600〜800km | 45% |
800km以上 | 50% |
このように、長距離を走るほど料金が割引される仕組みになっています。
長距離運送を頻繁に行うドライバーにとっては、コスト削減につながる大きなメリットです。
時間帯割引|深夜割引も活用
高速道路では、特定の時間帯に走行すると割引が適用される「深夜割引」もあります。
ETCを利用して午前0時〜4時の間に走行すると、通行料金が30%割引になります。
長距離輸送の場合、深夜帯の運行を活用すると大幅なコストダウンが可能になります!
トラックの車種区分の見分け方
トラックの車種区分は、以下の3つのポイントをチェックすることで判断できます。
✅ 1. 車体の寸法
車両総重量・最大積載量・軸数を確認することで、大まかな区分がわかります。
区分 | 最大積載量 | 車両総重量 | 主なトラックの種類 |
---|---|---|---|
普通車 | 3t以内 | 5t以内 | 2t・3tトラック |
中型車 | 6.5t以内 | 11t以内 | 4tトラック |
大型車 | 6.5t以上 | 11t以上 | 10tトラック |
✅ 2. ナンバープレートの大きさ
トラックのナンバープレートは、車種区分ごとに異なります。
区分 | ナンバープレートのサイズ |
---|---|
小型・中型トラック | 縦16.5cm × 横33cm(中型標板) |
大型トラック | 縦22cm × 横44cm(大型標板) |
✅ 3. ナンバープレートの分類番号
ナンバープレートの地名の横にある「分類番号」でも車種区分を判別できます。
分類番号 | 対象となるトラック |
---|---|
1ナンバー | 中型車・大型車・特大車 |
4ナンバー | 小型トラック |
🚛 1ナンバー登録(中型以上)の条件
- 長さ4.7m、幅1.7m、高さ2m、排気量2,000ccを超える
- 荷台の面積が1㎡以上
- 座席部分よりも荷台スペースが広い
🚚 4ナンバー登録(小型トラック)の条件
- 長さ4.7m、幅1.7m、高さ2m、排気量2,000cc以下
- 荷台の面積が1㎡以上
- 座席部分よりも荷台スペースが広い
自分のトラックがどの車両区分に該当するのか、ナンバープレートや車両の寸法をチェックしてみましょう!
まとめ|トラックの高速料金は「車種区分」と「走行距離」で決まる!
✅ トラックの高速料金は「車種区分」と「走行距離」で決定!
✅ トラックは「普通車・中型車・大型車・特大車」に区分され、サイズが大きいほど料金が高い!
✅ 長距離逓減制により、距離が長くなるほど割引が適用!最大50%OFFも!
✅ 深夜割引(0時〜4時)は30%OFF!運行スケジュールを調整するとお得!
✅ 車両区分は「車体の寸法」「ナンバープレートの大きさ」「分類番号」で確認!
トラックを運転する際は、高速料金を計算しながら最適なルートを選ぶことが重要です。
また、中古トラックの買取・販売を検討している方は、エブリィへぜひご相談ください!
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