トラックのブレーキランプやテールランプの点灯確認を怠っていませんか?
運転席からは見えづらいため、知らないうちにランプが切れていた、というケースも珍しくありません。
ブレーキランプやテールランプが正常に機能していないと、後続車に減速や停止を知らせられず、重大な事故の原因になってしまいます。
今回は、トラックのブレーキランプ・テールランプの点検方法、交換の仕方、注意点について詳しく解説します。
日々の点検を習慣にし、安全運転を心がけましょう!
ブレーキランプとテールランプの役割と交通ルール
トラックの後方に取り付けられているランプには、ブレーキランプとテールランプの2種類があります。
それぞれの役割を理解し、点検や交換の必要性を把握しておきましょう。
ブレーキランプの役割
ブレーキランプは、ブレーキを踏んだ際に赤く点灯するランプです。
後続車に減速や停止の意思を伝え、追突事故を防ぐ重要な役割を果たします。
🚛 ブレーキランプに関する規定(道路運送車両法)
✅ 昼間でも100m後方から点灯が確認できること
✅ 後面の両側に対称に取り付けられていること
✅ テールランプ兼用タイプの場合は、テールランプの5倍以上の明るさで点灯すること
テールランプの役割
テールランプは、夜間や悪天候時に点灯し、車両の存在や幅を後続車に知らせるランプです。
ブレーキランプとは異なり、ヘッドライトと連動して点灯します。
🚛 テールランプに関する規定(道路運送車両法)
✅ 夜間、後方300mの距離から点灯が確認できること
✅ 灯光の色は赤色であること
✅ 後方両側に対称に取り付けられていること
ブレーキランプ・テールランプ切れは交通違反!
ブレーキランプやテールランプが切れたまま走行すると、道路交通法違反となり、反則金や違反点数が加算される可能性があります。
🚛 整備不良の違反点数・反則金
✅ 違反点数:1点
✅ 反則金
- 大型車:9,000円〜12,000円
- 普通車:7,000円
特にブレーキランプが切れていると、後続車に減速を伝えられず、追突事故のリスクが大幅に上昇します。
定期的な点検を欠かさず行いましょう。
1人でもできる!ブレーキランプ・テールランプの点検方法
トラックは後方のランプが見えにくいため、日常点検を意識的に行うことが重要です。
簡単にできるチェック方法を3つ紹介します。
① ブレーキ棒や点検ハンマーを利用する
1人で確認する場合、ブレーキペダルを押し込んだ状態を維持する必要があります。
以下の手順でチェックしてみましょう。
- 運転席のシートを一番前に移動
- ブレーキ棒や点検ハンマーをブレーキペダルに挟み込み、押し込む
- トラックの後方に回り、ブレーキランプの点灯を目視確認
この方法なら、ランプの汚れや破損も一緒にチェックできるためおすすめです。
② 地面やトラックミラーを利用する
信号待ちや駐車中に、簡単に確認する方法です。
- ブレーキを踏む
- 地面に反射して赤く光っているか確認
- バックミラー・サイドミラーに映ったブレーキランプの光をチェック
特に暗い場所では反射が見やすく、簡単に点検できます。
③ 窓ガラスや壁に反射させる
コンビニの窓ガラスや駐車場の壁を活用して、ブレーキランプの点灯を確認する方法です。
- バックで駐車し、壁の近くに停車
- ブレーキを踏んで、ランプの光が反射するかチェック
これは休憩時に簡単にできる方法なので、ぜひ習慣にしましょう。
ブレーキランプ・テールランプの交換方法
ランプが切れていた場合は、早急に交換が必要です。
自分で交換する方法と、プロに依頼する場合の目安費用を紹介します。
自分で交換する方法(5ステップ)
電球の種類によって交換方法が異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。
- 電球の種類を確認(なす球 or ウェッジ球)
- テールランプのレンズを取り外す(ドライバーでネジを外す)
- 古い電球を取り外し、新しいものに交換
- レンズを元に戻し、ネジを締める
- 点灯確認をして完了!
✅ 電球の価格目安
- 白熱球:200円〜500円
- LED:2,000円〜
プロに交換を依頼する場合
✅ ガソリンスタンド:電球代+工賃500円〜1,000円
✅ カー用品店:電球代+工賃500円〜(持ち込みの場合は追加費用あり)
✅ ディーラー:電球代+工賃1,000円〜2,000円
特に長距離を走る前や車検前には、プロに点検を依頼するのもおすすめです。
まとめ|ブレーキランプ・テールランプ切れを防ぐには
🚛 トラックのブレーキランプ・テールランプは、後続車に自車の動きを知らせる重要な役割を持つ。
🚛 ランプが切れると、交通違反(反則金・違反点数)だけでなく、事故のリスクが高まる。
🚛 1人でもできる点検方法を活用し、日常的にチェックすることが大切。
🚛 万が一切れていた場合は、早急に交換を。DIYでも可能だが、プロに依頼するのも一つの方法。
トラックの安全性を確保するためにも、日頃の点検と適切な交換を心がけましょう!
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