トラックの排気ブレーキは入れっぱなしNG?正しい使い方と故障を防ぐコツ!

トラックやバスには、制動力を高めるための「排気ブレーキ」が搭載されています。
これはエンジンブレーキを補助し、フットブレーキの負担を軽減する役割を持つ重要な装置です。

しかし、「排気ブレーキを入れっぱなしにすると良くない」という話を聞いたことがある方もいるでしょう。
実際のところ、排気ブレーキを使い続けるとどんな影響があるのか?正しい使い方は?

今回は、排気ブレーキの仕組みや適切な使用方法、故障の原因や対策について詳しく解説します。


排気ブレーキの仕組みと役割

排気ブレーキは、ディーゼルエンジンを搭載したトラックやバスで使用される補助ブレーキの一種です。
エンジンブレーキと併用することで減速をスムーズにし、フットブレーキの負担を減らすことができます。

✅ 排気ブレーキの基本的な仕組み

  • 排気ブレーキのスイッチをオンにすると、排気管内のバルブが閉じて排気ガスの流れを制限。
  • これにより排気圧が上がり、エンジンの回転が抑えられて減速がかかる仕組み。
  • アクセルペダルから足を離すと作動し、フットブレーキと併用することでブレーキの効きを向上させる。

ポイント
✔️ アクセルやクラッチを踏んでいる間は作動しないため、走行中は適切なタイミングで使うことが重要。
✔️ 特に下り坂や高速道路で効果を発揮し、ブレーキの焼き付き防止にも役立つ。


排気ブレーキは入れっぱなしにするとどうなる?

「排気ブレーキを入れっぱなしにすると良くない」という話がありますが、
実際には「排気ブレーキが常に作動し続ける状態」にはなりません。

✅ なぜ入れっぱなしNGと言われるのか?

  • 排気ブレーキのスイッチを入れていても、アクセルを踏んでいる間は作動しない。
  • しかし、頻繁に使用すると 部品の摩耗が早まり、故障のリスクが高まる
  • 空荷状態での使用は スリップの原因 になることがある。
  • 雪道や凍結路面では 車体が滑りやすくなるため危険

つまり、排気ブレーキは適切なシチュエーションで使用することが重要なのです。


排気ブレーキを使うべきタイミング

排気ブレーキは、特定のシチュエーションで適切に使うことでトラックの安全性を向上させることができます。

✅ 排気ブレーキを使うべき場面

  1. 積荷をして下り坂を走行するとき
    → 下り坂でスピードが出やすいため、フットブレーキの負担を軽減できる。

  2. 積荷をして高速道路を走行するとき
    → 高速走行時の減速に有効で、ブレーキの摩耗を抑えられる。


排気ブレーキを使わないほうがいい場面

排気ブレーキは、すべての状況で使えばよいわけではありません。
特に以下のようなケースでは、逆にリスクを生む可能性があります。

🚫 排気ブレーキを使わないほうが良い場面

  1. 空荷のとき
    → 荷物がない状態では、後輪がロックしやすくなり、スリップのリスクが高まる。

  2. リアタイヤがロックしかけたとき
    → 排気ブレーキをオフにしてアクセルやクラッチを踏み込み、ロックを解除する必要がある。

  3. 雪道や凍結路面を走行するとき
    → スリップしてコントロールを失う可能性があるため、通常のブレーキ操作を優先する。

ポイント
✔️ 排気ブレーキの使いどころを理解することで、事故を防ぎ、トラックの寿命を延ばすことができる。


排気ブレーキの故障を防ぐために知っておくべきこと

トラックの排気ブレーキが故障すると、ブレーキの効きが悪くなり、安全性が低下します。
異音や作動不良が発生した場合は、早めに点検・修理を行いましょう。

✅ 排気ブレーキが故障する主な原因

  1. 排気ブレーキを制御する電子部品の不具合
    → 作動しなくなる、制動力が弱まるなどの症状が出る。

  2. 排ガスの汚れが蓄積し、排気ブレーキが効きにくくなる
    → 排ガス浄化装置に汚れが溜まり、排気ブレーキが正常に作動しなくなる。

  3. 排気バルブの摩耗
    → 使用頻度が多いと部品が消耗し、交換が必要になる。

💡 故障した場合の対策

  • 異音や作動不良があれば早めに点検
  • 定期的なメンテナンスを行う
  • 排気ブレーキの摩耗が進んだら早めに部品交換をする

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まとめ

🔹 排気ブレーキは、フットブレーキの負担を軽減する補助ブレーキとして重要。
🔹 積荷をした下り坂や高速道路では活用すべきだが、空荷や雪道では危険な場合がある。
🔹 故障の主な原因は、電子部品の不具合や排ガスの汚れ。
🔹 排気ブレーキが正常に作動しない場合は、早めの点検・修理が必要。

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