大型トラックの運転をする際、必ず取り付けが義務付けられている「リミッター」ですが、これは速度超過による事故を防ぐための重要な装置です。しかし、リミッターがあることでトラックのスピードが上がらず、解除したいと思うドライバーもいるかもしれません。
今回は、トラックのリミッター解除のリスクについて詳しく解説し、リミッターの役割や重要性についても触れていきます。
トラックのリミッターの役割と重要性
リミッター(スピードリミッター)は、2003年から大型トラックに取り付けが義務化されました。正式名称は「速度抑制装置」といい、その役割はトラックの速度を抑えることです。リミッターが作動すると、時速90kmを超えた段階でそれ以上のスピードが出せなくなります。
リミッターの取り付けには以下のような目的があります:
- 事故防止: 高速道路での速度超過による事故を減少させるため
- 排気ガス軽減: トラックの速度を抑えることで、排気ガスの排出量を削減
- 燃費向上: トラックの走行速度が安定し、燃費が向上
特に、大型トラックは衝突時の衝撃が非常に大きいため、スピードを抑えることは重要です。リミッターが義務化される前は、速度超過による重大な事故が頻発していましたが、リミッターの取り付けにより、これらの事故件数が大幅に減少しました。
トラックのリミッター解除のリスク
リミッターを解除(リミッターカット)することは可能ですが、これは法律に違反する不正改造と見なされ、厳しい罰則が課せられます。
- 不正改造を行った業者: 6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
- 不正改造車の使用者: 15日以内に必要な整備を行う(命令に従わない場合は50万円以下の罰金)
- 不正改造車の運転手: 3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金
リミッターを解除すると、スピード超過による事故が増えるだけでなく、燃費が悪化し、二酸化炭素の排出量も増加します。これは環境にも悪影響を与えるため、決してリミッターを解除しないようにしましょう。
安全で快適な運転を心がけよう
リミッターは、人と環境の安全を守るために重要な役割を果たしています。リミッターの役割を理解し、安全で快適な運転を心がけましょう。
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リミッターは決して解除せず、安全で快適な運転を行いましょう。何かご不明な点やお手伝いできることがあれば、いつでもお知らせください。
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