トラックを選ぶ際、荷台の高さは重要な選択基準のひとつです。その高さによって用途や利便性が変わるため、しっかりと把握しておきたいポイントです。その中でも注目されるのが「フルフラットロー(全低床)」と呼ばれるタイプ。この記事では、フルフラットローの特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
フルフラットローとはどんなトラック?
トラックは地面から荷台床面までの高さによって、「高床」「全低床(フルフラットロー)」「低床」「超低床」の4種類に分けられます。このうちフルフラットローは、タイヤの前後サイズが同じで、タイヤの口径が小さいため、車体全体の高さが低く抑えられていることが特徴です。荷台の高さが低いため、積荷や作業の利便性が高くなり、多くの用途で活用されています。
また、フルフラットローのトラックは見た目だけでは高さを判別しにくいため、タイヤサイズで確認することがポイントです。
フルフラットローのメリット
1. 積荷作業や乗り降りが簡単 タイヤが小型化されているため、荷台や運転席へのアクセスがしやすい点が大きな利点です。高頻度で積荷を行う業務においては、作業効率を大幅に向上させるでしょう。
2. 路面の衝撃を軽減 フルフラットローは、低床トラックよりもやや大きなタイヤを採用しているため、路面からの衝撃を吸収しやすく、安定した走行を実現します。これは、悪路を走る際にも役立つポイントです。
3. スペアタイヤの管理が簡単 前後輪のタイヤサイズが同じため、スペアタイヤを1種類用意するだけでよく、維持管理の手間や費用が抑えられます。
フルフラットローのデメリット
1. 荷台の高さが気になる場合がある フルフラットローの荷台は低床や超低床よりも高めに設計されています。そのため、荷台の低さが必要な作業内容にはやや不向きな場合もあります。
2. 高床トラックよりも衝撃を感じやすい フルフラットローのタイヤは小型であるため、高床トラックと比較すると走行中の衝撃を受けやすくなりま
す。特に長距離運転では注意が必要です。
フルフラットローの活用シーンと他タイプとの比較
高床は、大きなタイヤと高めの荷台が特徴で、長距離運転や重量物の運搬に向いています。一方で、低床・超低床は荷台が非常に低く、手作業での積荷や都市部での配送などに適しています。 フルフラットローはこれらの中間に位置し、手作業による積荷からクレーンによる作業まで幅広く対応できる万能なタイプと言えます。
中古のフルフラットローをチェック!
既にフルフラットロー仕様になっている中古トラックを購入すれば、後付けの手間を省くことが可能です。以下は、現在販売されている中古トラックの一例です:
- いすゞエルフ TPG-NJR85AN 年式:令和1年7月 / 走行距離:81,000km
- いすゞエルフ TKG-NJR85AD 年式:平成26年11月 / 走行距離:83,000km
エブリィでは、多彩な中古トラックを取り揃えています。ぜひ、お客様のニーズに合った一台を見つけてください。
まとめ:フルフラットローで快適な運搬を実現
フルフラットローは、積荷作業や乗り降りのしやすさ、安定した
走行性など、多くのメリットを持つトラックです。一方で、荷台の高さや走行中の衝撃など、一部のデメリットについても理解しておくことが重要です。
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