トラックを選ぶ際、重要なポイントとなるのが「上物」の種類や性能です。特に、建設機械や産業機械を運搬するトラックでは、用途に適した上物を選ぶことが欠かせません。
トラックの上物は、車体メーカーが製造することもありますが、専業メーカーが手掛けるケースも多くあります。上物メーカーごとに独自の技術や特徴があるため、中古トラックを選ぶ際には、上物のメーカーにも注目することが大切です。
今回は、1950年創業の「フジタ自動車」が製造する上物について詳しくご紹介します。
フジタ自動車とは?
フジタ自動車は、香川県綾歌郡綾川町に本社を構える上物専門メーカーです。1950年に藤田溶接として創業し、その後藤田工作所、藤田鉄工所を経て、1963年にフジタ自動車工業株式会社として設立されました。
同社は、ダンプローダーやトレーラー、建機運搬車、カーゴ車など、多様なトラックボディをオーダーメイドで製造しています。特に、建設業や物流業で活躍する「セルフローダー」の製造において高い技術力を持っています。
フジタ自動車の代表的な上物「セルフローダー」
セルフローダーは、フォークリフトやブルドーザーなどの公道を走行できない建設機械や重機、車検切れの車両や事故車など、自走できない車両を運搬するための特殊車両です。
一般的なトラックと異なり、セルフローダーはフロント部分をジャッキで持ち上げ、荷台を傾斜させることで車両を積み込む構造になっています。さらに、セルフローダーには「あゆみ板(道板)」が装備されており、荷台と地面の段差を埋める役割を果たします。
フジタ自動車のセルフローダーの特徴
フジタ自動車が製造するセルフローダーには、「スーパーローダー」と「ライトスーパーローダー」の2種類があります。
スーパーローダー
「スーパーローダー」は、ストレートスライドデッキを採用したセルフローダーです。このデッキは、地面に直接触れるようにスライドするため、最小限の傾斜で荷物の積み降ろしが可能です。
この構造により、ランプ(スロープ)を使用せずにスムーズな積載・荷下ろしができ、産業機械や特殊車両の輸送に適しています。
ライトスーパーローダー
「ライトスーパーローダー」は、合理的な傾斜スライド機構を採用した軽量タイプのセルフローダーです。車体全体を傾けずにデッキだけをスライドさせる構造になっているため、より安定した作業が可能です。
特に、狭い作業現場や市街地での輸送に適しており、効率的な積み降ろしを実現できます。
フジタ自動車のカスタムトラック
フジタ自動車では、セルフローダー以外にも、用途に応じたカスタマイズトラックを製造しています。
- プルポールトラクター:トレーラーの牽引に特化したトラック。
- リアアップダウンカスタマイズトレイ:荷物の積み下ろしが容易な構造。
- ドロップドアトレイ:特殊な荷物に対応した荷台。
- 圧縮ガス輸送用トレイ:ガスボンベの安全な輸送が可能。
これらの特注トラックは、運送業や建設業での作業効率を向上させるため、現場のニーズに合わせた設計が可能です。
フジタ自動車の中古トラックを探すなら
グットラックshimaでは、フジタ自動車の上物を搭載した中古トラックを取り扱っています。
取り扱い例
- 三菱スーパーグレート 2PG-FS74HZ(令和6年10月、走行距離7,000km)
- 日野プロフィア 2DG-FS1AHE(令和6年5月、走行距離2,000km)
- 三菱スーパーグレート 2KG-FS70HZ(令和6年2月、走行距離2,000km)
中古トラックをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ:セルフローダーのオーダーメイドならフジタ自動車!
1950年の創業以来、「必要は発明の母」の精神のもと、ユーザーのニーズに応えるトラックボディを開発・製造しているフジタ自動車。
代表的な上物であるセルフローダー「スーパーローダー」や「ライトスーパーローダー」は、スムーズでスピーディーな作業が可能で、幅広い輸送ニーズに対応しています。
また、オーダーメイドでの製造も可能なため、自社の業務に最適な1台を手に入れることができます。
中古トラックをお探しの方も、フジタ自動車の上物を搭載したトラックをチェックしてみてはいかがでしょうか?
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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