ユニック車の吊り上げ荷重をサイズ別にチェック!

トラッククレーンの一種である「ユニック車」は、建設現場や運送業などで広く活躍する車両です。ユニック車にはさまざまなサイズがあり、吊り上げ荷重も異なるため、用途に応じた選択が重要です。

今回は、ユニック車の吊り上げ荷重について、サイズ別の荷重やユニック車の基本構造について詳しく解説します。適切なユニック車を選ぶための参考にしてください。

ユニック車とは?

ユニック車とは、荷台と運転席の間にクレーンを装備したトラックのことを指します。正式な名称は「搭載型トラッククレーン」ですが、日本では「ユニック車」という名称が一般的です。これは、古河ユニック株式会社が販売するクレーン製品の名称が広く認知され、業界用語として定着したためです。

ユニック車は、重量物の積み下ろし作業を一人で行える利便性があり、建設資材や機械の運搬など、多様な用途に対応できます。

サイズ別の吊り上げ荷重

ユニック車の吊り上げ荷重は、トラックのサイズによって異なります。以下に代表的なサイズごとの吊り上げ荷重の目安を紹介します。

2tトラックのユニック車

  • 車両総重量:5t未満
  • 最大積載量:3t未満
  • 吊り上げ荷重:2.2t~2.63t

小型のユニック車は狭い現場や住宅街での作業に適しており、機動性が求められる場面で活躍します。

4tトラックのユニック車

  • 車両総重量:8t未満
  • 最大積載量:3t〜5t未満
  • 吊り上げ荷重:2.63t~2.93t

中型のユニック車は汎用性が高く、多くの業務で利用されています。

10tトラックのユニック車

  • 車両総重量:20~25t
  • 最大積載量:10t前後
  • 吊り上げ荷重:2.63t~2.93t

大型のユニック車は重機や大型資材の運搬に適していますが、吊り上げ荷重自体は4tユニック車と大きな違いはありません。

人気メーカーのユニック車

ユニック車を製造しているメーカーの中で、特に人気が高いのが「タダノ」と「古河ユニック」です。

タダノのユニック車

タダノは建設用クレーンの世界的メーカーであり、ユニック車は「カーゴクレーン」という名称で販売されています。吊り上げ荷重は一般的に2.93tまでのモデルが多く、中型トラック向けが主流です。

古河ユニックのユニック車

古河ユニックは日本国内でユニック車のシェアが高いメーカーであり、「ユニック」という名前の由来になった企業です。4tトラック向けのモデルが中心で、吊り上げ荷重は2.63t~2.93tが主流です。

クレーンの重要な部位

ユニック車のクレーンを使う上で特に重要なのが「ブーム」と「アウトリガー」です。

ブーム

クレーンの竿部分を指し、最大で4段から6段まで伸ばせるタイプがあります。長いブームは広い範囲での作業が可能ですが、吊り上げ能力が低下するため、用途に応じた選択が必要です。

アウトリガー

クレーン作業中に車両の安定性を確保するための装置です。地面に張り出して車両の転倒を防ぎ、安全な作業を可能にします。

まとめ

ユニック車は、サイズによって吊り上げ荷重が異なりますが、多くのモデルが2.2t~2.93tと3t未満に抑えられています。用途に応じて適切なサイズのユニック車を選び、安全に作業を行うことが重要です。

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