マツダ「タイタン」の歴史と特徴:年式ごとの進化を徹底解説!

マツダが販売する小型・中型トラック「タイタン」は、1971年の販売開始以来、根強い人気を誇るロングセラーモデルです。初代から4代目まではマツダの自社生産でしたが、5代目(2004年~)以降は、いすゞ「エルフ」のOEM供給となっています。本記事では、タイタンの年式ごとの進化や特徴を詳しく解説します。

タイタンの魅力とは?

タイタンは環境性能に優れたディーゼルエンジンを採用し、高い燃費性能を誇ります。主要モデルにはアイドリングストップ機能「ecostop(エコストップ)」を標準装備。平成27年度の燃費基準+10%を達成し、環境にも配慮したトラックです。

また、ボディサイズには最大積載量1.55tと1.75t〜4.6tの2タイプがあり、用途に応じて選ぶことができます。

初代〜4代目:マツダ自社生産モデル(1971年〜2004年)

初代(1971年~1980年)

初代タイタンは、マツダ「Eシリーズ」の後継車として誕生。ガソリンとディーゼルエンジンの2種類が用意され、パーキンス社と共同開発した3.7Lディーゼルエンジンを搭載したモデルも登場しました。1976年にはパワーステアリングを標準装備し、操作性が向上しました。

2代目(1980年~1989年)

2代目では、ガソリン車が廃止され、ディーゼル専用モデルに。エンジンは2.5L、3.0Lの直列4気筒と4.0Lの直列6気筒が採用され、排ガス規制に適合しました。1984年には昭和58年排ガス規制をクリア。

3代目(1989年~2000年)

このモデルでは、パワーステアリングが全車標準装備され、4速ATやエアサスペンションがクラス初で搭載されました。1997年にはマイナーチェンジが行われ、耐久性向上のため、ダンプの荷台に耐候性鋼板が採用されました。

4代目(2000年~2004年)

4代目では、4ナンバーハイルーフ車や箱バン専用シャシーが追加されました。さらに、CNG(圧縮天然ガス)車も登場し、環境性能が向上しました。

5代目以降:いすゞOEMモデル(2004年〜現在)

5代目(2004年~2007年)

2004年、タイタンは「エルフ」のOEM供給モデルへと移行。ディーゼルエンジンは4.8Lと3.1Lの2種類が用意され、CNG車とLPG車も新たにラインナップされました。また、AT限定免許対応の「スムーサーE」や、アイドリングストップ機能が導入され、利便性と省燃費性が向上しました。

6代目(2007年~現在)

2007年、フルモデルチェンジを実施し、現行モデルへ。4JZ1ディーゼルエンジンを採用し、尿素SCRシステムによる排ガス浄化と燃費向上を実現しました。安全性能も強化され、

  • プリクラッシュブレーキ(衝突回避支援ブレーキ)
  • 誤発進抑制機能(アクセル/ブレーキ踏み間違い防止) など、先進の運転支援システムが搭載されました。

また、居住性も向上し、キャビンは広々とした空間に設計。グレードは「スタンダード」「デラックス」「カスタム」の3種類が用意され、用途に応じた選択が可能です。

タイタンの年式ごとの特徴を知り、最適な1台を選ぼう!

マツダ「タイタン」は、1971年の初代モデルから現在の6代目に至るまで、環境性能や燃費、安全性の向上を続けています。特に5代目以降は「エルフ」のOEMモデルとして、いすゞの技術と融合し、高性能なトラックへと進化しました。

中古トラックを選ぶ際は、年式やエンジン、搭載装備をしっかり確認し、最適な1台を見つけましょう。

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