中型トラックの王道「三菱ふそう ファイター」の魅力とは?

中型トラックの代表格として長年愛されている「三菱ふそう ファイター」。

4気筒車と6気筒車の2タイプを展開し、積載性能と低燃費を両立したモデルとして、多くの物流業者から支持を集めています。特に2019年に登場したモデルでは、走行性能を維持しながらも、エンジンをダウンサイジングし環境性能の向上が図られました。

今回は、そんな「ファイター」の内装や乗り心地について詳しく解説します。インテリアのデザインや収納スペース、運転の快適性など、魅力を余すことなくご紹介します。


ファイターの内装と快適な空間設計

シート設計

「ファイター」の運転席シートは、体にフィットするシートバックと大型サイドサポートを採用。長時間運転でも疲れにくく、快適なドライビングをサポートします。

快適な室内空間

内装の仕様は3つのラインから選択可能。

  • エコ・ライン(シンプルな装備でコストを抑えたモデル)
  • プロ・ライン(標準的な装備を備えたバランスの良いモデル)
  • プレミアム・ライン(ドライバーシートヒーターなどを搭載し、より快適な運転をサポート)

乗降のしやすさ

ドアの開閉角度はほぼ90°と大きく開き、さらに大型アシストグリップと最適なステップ地上高のワイドステップを採用。乗降のしやすさにも配慮されています。


ファイターの運転席周りの快適装備

ステアリングスイッチ

ステアリングには、ラジオ操作、エンジン回転数調整、オートクルーズの設定など、さまざまな機能を手元で操作できるスイッチを搭載。視線移動を減らし、安全運転をサポートします。

マルチファンクションモニター付メータークラスター

4.1インチのディスプレイを備え、燃費情報や車両状態を確認可能。「Tourモード」と「Drivingモード」の切り替えもでき、必要な情報を簡単に取得できます。

Bluetooth®対応オーディオ

スマートフォンと接続してMP3/WMAファイルの再生やハンズフリー通話が可能。AUX端子やUSBスロットも搭載し、外部デバイスとの接続もスムーズです。

オートクルーズ

高速道路での長距離走行時に、一定速度を維持するオートクルーズ機能を搭載。ドライバーの負担を軽減します。

蓄冷式フルオートエアコン

走行中に冷却剤を冷やし、信号待ちなどでエンジンが停止しても一定時間冷房が使える仕様に。快適な車内環境を維持します。

豊富な収納スペース

  • DINボックス(小物収納用)
  • ドアポケット(書類や雑誌の収納に最適)
  • センタートレイ&マガジンラック

プロのドライバーが快適に使えるよう、細かい部分まで設計されています。


ファイターの進化とモデルごとの違い

1992年フルモデルチェンジ(2代目ファイター)

  • 丸みを帯びたデザインに変更
  • ヘッドライトにプロジェクタータイプの異形4灯を採用

1999年マイナーチェンジ(ニューファイター)

  • ディスチャージヘッドランプに変更
  • エアバッグを標準装備
  • 平成10年排出ガス規制に適合

2005年マイナーチェンジ(ベストワンファイター)

  • バンパーにヘッドライトを配置する新デザイン採用
  • メッキバンパーのオプション追加
  • 安全規制に対応した装備の追加

2017年モデル

  • 内装をブラック基調に変更し、高級感を向上
  • エコブルーグリル採用
  • 平成28年排ガス規制適合車(2KG-)に対応

2019年モデル

  • 燃費性能の向上
  • ダウンサイジングエンジンを搭載
  • さらなる快適性と安全性の向上

快適性を追求したファイターの魅力

三菱ふそうの「ファイター」は、中型トラックの中でも快適性と走行性能を両立した一台。内装の質感や運転のしやすさ、安全装備の充実など、あらゆる面でドライバーをサポートします。

新車と中古車では装備が異なるため、購入前に試乗して実際の使い心地を確かめることをおすすめします。

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