トラックを買い替えたい、あるいは売却を検討している方にとって、車種ごとの特徴や年式ごとの違いを知ることは重要です。今回は、国内で人気の小型・中型トラック「トヨタ ダイナ」について、モデルごとの変遷やスペックの違いを詳しく解説します。買取価格にも影響するポイントなので、ぜひ参考にしてください。
トヨタ「ダイナ」とは?
トヨタ「ダイナ」は1959年に登場し、長年にわたって進化を続けてきた小型・中型トラックです。狭い道路でも取り回しやすく、中距離の運送にも適しているため、多くの企業や個人事業主に愛用されています。
現行モデルは8代目にあたり、積載量やエンジンタイプのバリエーションも豊富。日野自動車の「デュトロ」とは姉妹車として共同開発され、信頼性の高さが魅力です。
トヨタ「ダイナ」の年式ごとの特徴
初代(1959年~1963年)
初代「ダイナ」は、トヨペット・トラックから派生し、ボンネット型の「スタウト」と共に登場しました。エンジンを座席の下に配置し、広々としたキャビンを実現したのが特徴です。
スペック例
- 型式:RK85
- 全長×全幅×全高(mm):4,665×1,680×1,980
- 排気量:1,453cc
- 最高出力:58PS / 4,400rpm
2代目(1963年~1969年)
フルモデルチェンジによりエンジン性能が向上。ディーゼルエンジンが追加され、いすゞ「エルフ」に対抗する形で販売台数を大幅に伸ばしました。
3代目(1969年~1977年)
ディーゼルエンジンのB型を採用し、低燃費とパワーを両立。トヨタの商用エンジンとして30年以上活躍した名機を搭載し、「ダイナ」の信頼性を確立しました。
4代目(1977年~1984年)
フルキャブオーバー型に変更され、ホイールベースが短縮。取り回しがしやすくなり、都市部での運送業務にも適応しました。
5代目(1984年~1995年)
このモデルから「トヨエース」との共通化が進み、エンジンバリエーションも増加。1tクラスの「ダイナ100/150シリーズ」が追加され、多用途に対応可能となりました。
6代目(1995年~1999年)
平成6年排出ガス規制に適合し、環境性能を向上。日野自動車「レンジャー」からのOEM供給も開始され、ワイドキャブ車のラインナップも拡充しました。
7代目(1999年~2011年)
日野「デュトロ」と共通のプラットフォームを採用し、安全性能が大幅に向上。新開発ディーゼルエンジンの採用や、都市景観に配慮したデザインが特徴です。
8代目(2011年~現在)
ハイブリッドモデルが登場し、環境性能が大幅に向上。安全性能の強化や、燃費向上のための改良が施され、現在も進化を続けています。
スペック例(現行モデル)
- 型式:QDF-KDY231-TLMGY
- 全長×全幅×全高(mm):4,690×1,695×1,985
- 排気量:2,982cc
- 最高出力:144PS / 3,400rpm
トヨタ「ダイナ」の中古トラックを高く売るポイント
「ダイナ」を売却する際には、以下のポイントを押さえることで買取価格アップが期待できます。
1. 定期的なメンテナンスを実施する
オイル交換やブレーキパッドの交換など、日頃のメンテナンスを怠らないことが重要です。整備記録がしっかりしている車両は査定額が上がりやすいです。
2. 年式と走行距離を考慮する
特に7代目以降のモデルは買取市場で人気が高いため、年式が新しく走行距離が少ないほど高値がつきやすいです。
3. 外装・内装の清掃を徹底する
車両の見た目は査定額に大きく影響します。外装の傷やへこみの修理、車内のクリーニングを行うことで買取価格が向上します。
4. 需要の高い時期に売却する
繁忙期である年度末や新年度のタイミングで売却すると、トラックの需要が高まり、買取価格が上がる傾向にあります。
まとめ
トヨタ「ダイナ」は、小型トラック市場で長年にわたり高い人気を誇る車種です。年式によって特徴が異なり、それぞれに適した用途があります。売却を検討している方は、年式や状態を確認し、適切なタイミングで買取に出すのがおすすめです。
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