日野自動車の大型トラック「プロフィア」は、その優れた燃費性能と高い積載力で多くの物流業者に選ばれています。特に「プロフィアハイブリッド」モデルは、環境性能の向上と低燃費の実現に貢献し、コスト削減を目指すオーナーにとって魅力的な選択肢となっています。
しかし、大型トラックは購入価格だけでなく、維持費も重要な要素です。今回は、プロフィアの燃費性能や年間維持費の内訳、コストを抑える方法について詳しく解説します。
プロフィアの燃費はどのくらい?
プロフィアは、エンジンの改良やハイブリッド技術の導入により、燃費効率を大幅に向上させています。国土交通省の自動車燃費データによると、プロフィアの燃費値は1.86~5.30km/Lの範囲となっています。
例えば、年間30,000km走行する場合の燃料費を計算すると、以下のようになります。
計算式:年間走行距離 ÷ 燃費値 × 軽油価格
- 燃費:4.45km/L(平均値)
- 軽油価格:115円/L(2024年の参考価格)
- 計算結果:30,000 ÷ 4.45 × 115 = 約775,000円
このように、燃費効率が良いほど年間の燃料コストが抑えられるため、燃費性能を重視した選択が重要です。
プロフィアの年間維持費
大型トラックの維持費は、税金・保険・メンテナンス費用・燃料費など、多岐にわたります。プロフィアの年間維持費の目安を紹介します。
① 税金
トラックの税金には、自動車税と自動車重量税があります。積載量や車両総重量によって異なります。
- 自動車税(最大積載量8t以上)
- 自家用:40,500円~(1tごとに+6,300円)
- 営業用:29,500円~(1tごとに+4,700円)
- 自動車重量税(車両総重量24.880tの場合)
- 自家用:102,500円/年
- 営業用:65,000円/年
- ※エコカー減税対象車の場合、税額が軽減される可能性あり
② 固定費(車検・保険)
- 車検費用:200,000円~/年
- 自賠責保険(12か月契約)
- 自家用:22,570円
- 営業用:30,530円
- 任意保険:400,000円前後
③ 変動費(燃料・メンテナンス)
- 燃料費(30,000km走行):約775,000円
- オイル交換・メンテナンス:30,000円~/回
- タイヤ交換
- 1本あたり:30,000~40,000円
- 1台分(8本交換時):約300,000円
- 高速料金:利用頻度によるが、年間100,000円以上が一般的
年間維持費の合計目安
以上を合計すると、年間維持費は1,700,000~1,800,000円程度が見込まれます。
維持費を節約する方法
トラックの維持費を少しでも抑えるために、以下の方法を検討しましょう。
① 車検方法を見直す
- ユーザー車検の活用:整備工場を通さず、自分で車検を受けることで、約100,000円の節約が可能。
- 比較見積もりの活用:複数の整備工場に見積もりを依頼し、最適な価格で車検を受ける。
② 減トンの活用
- **最大積載量を減らす(減トン)**ことで、自動車税や自賠責保険料の負担を軽減。
- 架装変更による軽量化で、法定料金や車検費用の節約が可能。
③ エコカー減税対象車を選ぶ
- プロフィアハイブリッドモデルを選択すると、エコカー減税が適用される可能性があり、税金を抑えることができる。
- 燃費性能が向上するため、長期的な燃料コスト削減につながる。
まとめ
プロフィアは、大型トラックの中でも燃費効率が良く、環境性能に優れたモデルです。しかし、維持費は年間約1,700,000~1,800,000円と高額になりがちです。
維持費を抑えるためには、
- 車検の方法を見直し、コストを削減する
- 減トンを活用し、税金や保険料を抑える
- エコカー減税対象車を選び、長期的なランニングコストを低減
といった対策が有効です。
プロフィアの購入を検討している方は、燃費や維持費をしっかり把握し、長くコストパフォーマンスの良い運用を目指しましょう。
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