トラックを長く使用していると、故障や経年劣化による不具合が増え、修理費用や維持費がかさんでしまいます。また、乗る機会が減ったトラックをそのまま放置していると、自動車税や保険料を払い続けなければなりません。そのため、**「いつ廃車にするべきか？」**を適切に判断することが大切です。
しかし、廃車にする前に**「買取」**という選択肢があることをご存じでしょうか？動かないトラックでも、状態によっては買い取ってもらえる可能性があります。
今回は、トラックの廃車を検討するタイミングや廃車買取の方法、業者選びのポイントについて詳しく解説していきます。
廃車を検討するべきトラックの状態とは？
トラックを廃車にする理由はさまざまですが、多くの場合、故障・経年劣化・排ガス規制の影響が主な要因になります。
1. 故障や修理費用の増加
トラックは普通乗用車よりもエンジンが大きく、構造がシンプルなため、定期的なメンテナンスを行えば長く使用することが可能です。しかし、修理費用が高額になるケースでは、買い替えを検討したほうが経済的な場合もあります。
- エンジンやミッションの不具合
- ブレーキやギアの異常
- ターボの故障
- 修理費用が車両価格を上回る場合
こうした問題が発生すると、修理よりも買い替えたほうが結果的にコストを抑えられることがあります。
2. 走行距離が30万～40万kmを超えた
一般的に、トラックの寿命は走行距離30万～40万kmが目安とされています。これは、エンジンのタイミングチェーンの寿命でもあり、30万kmを超えたあたりから交換が必要になるケースが多いです。
ただし、定期的に部品交換やメンテナンスを行えば100万km以上走行できるトラックも存在します。
- メンテナンス費用が増えてきた
- 燃費が著しく悪化した
- 走行中の異音や振動が激しい
こうした兆候が見られた場合は、廃車や買取を検討するタイミングといえます。
3. 排ガス規制による影響
日本では環境保護の観点から**「排ガス規制」**が年々強化されており、基準を満たさないトラックは車検を通せない可能性があります。
- 規制地域での登録・使用が制限される
- 規制をクリアするための改造費が高額
- 新規登録できないため、売却も難しい
このような状況にあるトラックは、廃車または海外輸出向けの買取を検討するのが賢明です。
トラックを廃車にする方法とは？買取で売るのも選択肢！
トラックを廃車にする方法には、**「永久抹消登録」と「一時抹消登録」**の2種類があります。
1. 永久抹消登録（完全に廃車にする）
トラックを解体し、登録を完全に抹消する手続きです。
- 事故や水没などで修復が不可能な場合
- すでに長期間動かなくなっている場合
✅ 費用の目安
- 廃車手続き代行費用：10,000円～30,000円
- リサイクル料金：20,000円～30,000円
- 行政書士への依頼費用（代行）：10,000円前後
2. 一時抹消登録（再登録が可能）
長期間使用しない場合、一時的にナンバーを返納し、自動車税の支払いを停止できます。
✅ 費用の目安
- 登録手数料：350円
- リサイクル料金：20,000円～30,000円
- 再登録すれば再び公道走行が可能
3. 廃車買取という選択肢も！
「どうせ廃車にするなら、少しでもお金にしたい」という方におすすめなのが**「廃車買取」**です。
廃車手続きには費用がかかることが多いですが、買取業者を利用すれば無料で引き取ってもらえる上に、状態次第で買取金額がつくこともあります。
✅ 買取のメリット
- 解体費用がかからない
- 動かないトラックでも価値がつくことがある
- 手続き代行で手間がかからない
🚛 買取相場の一例
- 年式が古いが走行可能なトラック：10万円～50万円
- 動かないがパーツが使えるトラック：5万円～30万円
- エンジン故障・水没車：0円～10万円
廃車買取業者の選び方のポイント
トラックの廃車買取を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。以下のポイントを確認しましょう。
1. 廃車手続きの費用と還付金の取り扱いを確認
業者によっては、廃車手続き費用を請求するケースがあります。
また、還付金（自動車税や重量税の払い戻し）を手数料として差し引かれることもあるため、事前に確認が必要です。
✅ チェックポイント
- 廃車手続きに費用がかからないか
- 還付金がしっかり受け取れるか
2. 中古車買取店も比較する
走行可能なトラックであれば、廃車業者ではなく、中古車買取店のほうが高く売れる可能性があります。
✅ 比較するポイント
- まだ走行可能か？
- 部品の価値があるか？
- 海外販路を持っているか？（輸出向けの需要あり）
3. しっかり解体処理してくれる業者かを確認
一部の業者では、解体せずにトラックを放置したり、転売目的で不正に扱うケースもあります。
こうした業者に依頼すると、税金や還付金のトラブルが発生する可能性があるため、適切に処理を行う業者か確認することが重要です。
✅ 信頼できる業者の特徴
- 適切な手続きで解体・処理を行っている
- 還付金の受け渡しが明確
- 口コミや買取実績が多い
まとめ：トラックの廃車は買取も検討しよう！
動かなくなったトラックや古いトラックは、早めに廃車にすることで無駄な税金や維持費を節約できます。
ただし、ただ廃車にするのではなく、買取してもらえる可能性があるため、まずは査定を依頼してみることをおすすめします。
業者選びのポイントを押さえながら、最適な方法でトラックを手放し、買取金額を最大化しましょう！
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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株式会社エブリィ