トラックを走行中にハンドルの操作性が悪くなったり、タイヤ周りに違和感を感じた経験はありませんか?
日々点検をしていても、知らないうちに危険の兆候を見逃してしまうことがあります。特に、トラックの足元を支えるホイールナットは見落としがちな重要部品の一つです。適切な締め付けがされていないと、走行中にナットが緩み、最悪の場合タイヤが外れることもあり、大事故につながる危険があります。
今回は、トラックのホイールナットの緩む原因や予防方法、さらに中古部品の活用について詳しく解説します。
ホイールナットが緩む主な原因
1. ホイールナットの締め方が正しくない
ホイールナットは、力任せに締めれば良いというものではありません。正しい順序と適切な力加減が必要です。ナットを締める際は、以下のポイントを押さえましょう。
- ナットを対角線上に締める(均等な力で固定するため)
- 手締めを行った後に、一度全体のバランスを確認する
- 一度締めたナットが緩んでいないか、再度チェックする
ナットの穴が4~5個ある場合、1つだけを強く締めてもバランスが崩れ、結果として他のナットが緩みやすくなります。トラックの安全性を高めるためにも、しっかりと手順を守りましょう。
2. トルクレンチを使わない
ホイールナットを適正な力で締めるためには、トルクレンチの使用が不可欠です。トルクレンチは、どの程度の力で締め付けているかを測定できる精密機器です。
トルクレンチを使用しないと、ナットの締め付けが不均等になり、ボルトとナットの力のバランスが崩れてしまいます。これにより、
- 熱膨張による締め付け力の低下
- 走行中の振動での緩み
- 走行時の負荷が集中してナットの損傷
といった問題が発生し、ホイールナットが緩む原因となります。適正なトルクで締め付けることが、ナットの緩みを防ぐ重要なポイントです。
ホイールナットの緩みを防ぐ方法
1. 定期点検を徹底する
ホイールナットは日々の点検が非常に重要です。特に注意すべき点検のタイミングは、タイヤ交換後やホイールの履き替え後です。
以下の項目をチェックしましょう。
- ホイールナットが錆びていないか
- ヒビや亀裂がないか
- ホイールナットがすべてしっかり取り付けられているか
- ナットから出ているボルトの長さが均一か
- タイヤの空気圧が適正か
これらのポイントを確認することで、ホイールナットの緩みを未然に防ぐことができます。
2. 増し締めを行う
「増し締め」とは、ホイールナットが緩んでいないかを再確認し、適正トルクで締め直す作業のことです。
増し締めを行う際のポイントは以下の通りです。
- 50~100km走行後に一度チェックする
- 取扱説明書に記載された適正トルク数値で増し締めを行う
- 締め過ぎに注意し、オーバートルクにならないようにする
特に長距離走行をするトラックは、ホイールナットに大きな負荷がかかるため、定期的な増し締めが重要です。
ホイールナットの交換や修理をコストダウン!中古部品の活用
トラックのホイールやホイールナットを交換する際、新品部品を購入するとコストがかさみがちです。そこで、中古部品やリビルト品を活用することで、費用を抑えることが可能です。
当店で取り扱っている中古ホイール部品
- 日野 大型車ホイール(KS-FW1EBW)
- いすゞ フォワードホイール(KK-FRR35L4)
- いすゞ フォワードホイール 17.5インチ
中古部品は、新品と比較してコストを大幅に削減できるだけでなく、即日発送が可能な場合もあります。必要な部品がある場合は、お早めにご相談ください。
まとめ:ホイールナットの定期点検と適切な締め付けで安全走行を!
トラックのホイールナットが緩むと、ハンドルの操作性が低下し、最悪の場合タイヤが外れるなどの大事故につながる危険性があります。
緩みを防ぐためには、
- 正しい締め方でホイールナットを取り付ける
- トルクレンチを使って適正なトルクで締める
- 定期点検を徹底する
- 50~100km走行後に増し締めを行う
といったポイントを守ることが重要です。
また、修理や交換が必要な場合は、中古部品を活用することで、コストを抑えることができます。
トラックのホイールナットに関するお悩みがある方は、新潟市のトラック買取専門店「エブリィ」までお気軽にご相談ください!
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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