1. はじめに
今回ご紹介するのは、トヨタ ハイエースバン(KC-LH119V)・1996年式をアフリカ東部の南スーダンへ輸出した事例です。
南スーダンは2011年に独立した比較的新しい国ですが、国内の移動インフラや物流網はまだ発展途上であり、その中で信頼性の高い日本の中古車に対する需要が年々高まっています。特に、耐久性と積載性に優れたトヨタの商用バンは、ビジネスや日常の移動手段として欠かせない存在です。
今回は、なぜこのモデルが南スーダン市場で高く評価されているのか、どのようにして輸出されたのか、そして現地の反応などを詳しくお伝えいたします。
2. 輸出車両の詳細情報
車種名 | トヨタ ハイエースバン |
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型式 | KC-LH119V |
エンジン型式 | 3L(ディーゼル) |
排気量 | 2,800cc |
駆動方式 | FR(後輪駆動) |
トランスミッション | 5速マニュアル |
定員 | 3名(前列ベンチシート仕様) |
最大積載量 | 約1,000kg |
ボディ形状 | ロングバン |
ドア数 | 4ドア |
燃料タイプ | 軽油(ディーゼル) |
特徴 | 高耐久シャーシ・広い荷室・メンテ容易 |
KC-LH119V型ハイエースバンは、トヨタが1990年代に展開した「ロングボディ・高耐久ディーゼル」仕様の代表格です。今なお世界各地で高い評価を受けており、その部品の入手性や整備性の高さも人気の理由となっています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
● 燃費と経済性の良さ
南スーダンでは燃料の供給が安定していない地域も多く、燃費性能が高く、経済的に運用できる車両が求められています。KC-LH119Vは燃費性能に優れた3Lディーゼルエンジンを搭載しており、長距離移動でも燃料消費が少ないことが大きなメリットです。
● 過酷な道路環境にも対応する耐久性
舗装されていない道路や雨季のぬかるみなど、車両にとって過酷な環境が多い南スーダン。しかしこのハイエースは、頑丈なフレーム構造と耐久性のあるサスペンションを備えており、長期間にわたり高いパフォーマンスを維持できます。
● 商業用・公共用としての高い汎用性
この車は、荷物の運搬・商店の仕入れ・簡易タクシー(ボーダーボーダー)・NGOの現地活動車両など、多目的に活用できる点も現地で重宝される理由です。特にリヤシートを外して積載スペースとして使うことで、かなりの貨物輸送にも対応可能です。
● メンテナンスのしやすさ
整備士の人材が不足している地域でも、構造がシンプルで修理しやすいこのモデルは理想的です。中古部品や互換パーツも東アフリカ市場に多く流通しており、修理費用も抑えられます。
4. 現地のお客様の声
今回、このハイエースバンを購入された南スーダンの商用バイヤー・アキーム氏から、以下のようなコメントをいただきました。
「南スーダンでは移動手段が非常に限られている中、このハイエースは商売にも家族の移動にも使えて非常に便利です。日本からの輸送もスムーズで、状態もとても良かったです。EVERYの対応にも満足しています。」
また、同じバイヤーの紹介で現地の知人も当社の在庫車両を検討中とのことで、日本車に対する信頼感と、エブリィのサポート体制に対して高い評価をいただいております。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
今回ご紹介したトヨタ ハイエースバン(KC-LH119V)1996年式は、その耐久性・燃費性能・汎用性の高さにより、南スーダンのような発展途上国市場においても強い支持を得ています。現地の過酷な使用環境にも耐える頑丈な設計は、今後も長く活躍することでしょう。
私たちエブリィでは、このようなニーズを捉え、日本全国から買い取った中古商用車を世界各国へと輸出しています。お車の状態・年式・走行距離を問わず、幅広く査定対応可能です。
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