1. はじめに
日本から輸出される中古車の中でも、近年とくにアフリカ諸国で人気を集めているのがコンパクトカーです。今回ご紹介するのは、2007年式のトヨタ ヴィッツ(型式:DBA-SCP90)をタンザニアへ輸出した実績です。
トヨタのグローバル戦略車として誕生したヴィッツは、優れた燃費性能と取り回しの良さ、そして何より**“壊れにくい”という日本車ならではの信頼性**が魅力。東アフリカ諸国では都市部を中心にヴィッツのようなコンパクトカーの需要が高まり続けています。
この記事では、SCP90型ヴィッツの特徴、なぜタンザニア市場で人気があるのか、その輸出プロセスや現地の評価について詳しく解説します。
2. 輸出車両の詳細情報
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | トヨタ自動車株式会社 |
車種名 | ヴィッツ |
型式 | DBA-SCP90 |
エンジン型式 | 2SZ-FE(直列4気筒 DOHC) |
排気量 | 1,296cc |
トランスミッション | 4速ATまたは5速MT(仕様により異なる) |
駆動方式 | FF(前輪駆動) |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
燃料種別 | ガソリン |
燃費(10・15モード) | 約21.0km/L(カタログ値) |
安全装備 | デュアルエアバッグ・ABS・EBD・衝突安全ボディなど |
その他特徴 | コンパクトで視界良好/都市部での運転に最適/部品供給が豊富 |
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
◎ 都市部の交通事情に合ったサイズと操作性
タンザニアの主要都市であるダルエスサラームやドドマなどでは、年々自家用車の登録台数が増加しており、混雑する道路事情に対応できるコンパクトカーのニーズが高まっています。ヴィッツは小回りがきき、狭い道や混雑した市街地でも快適に走行できるため、特に初めて車を購入する層や、女性ドライバーにも人気です。
◎ 抜群の燃費性能と維持費の安さ
ガソリン価格が家計に大きく影響するタンザニアでは、燃費性能は車選びにおける最重要ポイントの一つです。SCP90型のヴィッツは実用燃費でも優れており、日常の足として最適です。また、部品の供給も比較的安定しているため、メンテナンスコストも抑えられます。
◎ 中古市場でも人気が高く、再販価値がある
日本からの輸入車の中でも、ヴィッツは中古市場での人気が非常に高く、将来的な再販も見込める投資価値のある車両と認識されています。年式が多少古くても、状態が良ければすぐに買い手がつくため、輸入業者にも好まれています。
◎ トヨタブランドの信頼性
タンザニアでは、トヨタ車の知名度と信頼性が圧倒的です。**「故障しにくい」「どこでも修理できる」「部品が豊富」**という理由から、トヨタ車を選ぶオーナーは多く、ヴィッツもその一翼を担う存在です。
4. 現地のお客様の声
今回のヴィッツを購入されたタンザニアのバイヤー様から、以下のようなフィードバックをいただきました。
「車両の状態がとても良く、日本での使用が丁寧だったことが分かります。燃費も良く、通勤や買い物にぴったりの車です。」
— ダルエスサラーム在住・個人オーナー M.K様
「エブリィの対応は迅速で、車両の写真や書類も細かく共有してくれたため、安心して取引できました。次回もお願いしたいです。」
— 中古車輸入業者(タンザニア・アリューシャ)
「コンパクトで運転が簡単。日本車の品質はやっぱり違いますね。トヨタは壊れにくいし、部品も手に入りやすいから安心です。」
— ウジジの家庭教師 T.O様
現地でも、日本車への信頼感は非常に厚く、とくに状態の良いコンパクトカーは即戦力として日常生活で活躍していることが伺えます。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
**トヨタ ヴィッツ(DBA-SCP90)**は、タンザニアのような発展途上国においても、非常に実用性の高い一台として高評価を得ています。燃費の良さ、整備性の高さ、小回りのきくサイズ感といった特徴が、現地の交通事情や生活スタイルに見事にマッチしているからです。
日本国内ではすでにモデルチェンジされ、旧型とされている車両でも、海外ではまだまだ第一線で活躍できる価値があります。エブリィでは、そうした車両を世界各地のバイヤーとマッチングし、スムーズな輸出を実現しています。
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