1. はじめに
日本の商用バンとして不動の人気を誇る「トヨタ ハイエースバン」。その実績は国内にとどまらず、アフリカ諸国をはじめとする多くの新興国市場でも高く評価されています。
今回ご紹介するのは、2009年式のトヨタ ハイエースバン(ADF-KDH206V)をザンビアへ輸出した事例です。この型式は、2.5Lディーゼルターボエンジンを搭載した4WD仕様のロングバンで、耐久性・走破性・積載能力すべてに優れた一台です。
ザンビアは道路インフラが発展途上にありながらも、物流や乗合輸送のニーズが急増している国のひとつ。なぜこの車がこの地域で求められているのか、そして現地バイヤーの評価などを交えて詳しく解説していきます。
2. 輸出車両の詳細情報
以下に、ADF-KDH206V型ハイエースバンの基本スペックをカタログ形式でご紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
車名 | トヨタ ハイエースバン |
型式 | ADF-KDH206V |
エンジン型式 | 2KD-FTV(直列4気筒DOHCインタークーラーターボ・ディーゼル) |
排気量 | 2,494cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
トランスミッション | 4速オートマチック(電子制御式) |
最大積載量 | 約1,000kg(車種仕様による) |
燃料 | 軽油 |
燃料タンク容量 | 約70リットル |
全長×全幅×全高 | 約4,840mm × 1,880mm × 2,105mm |
ボディタイプ | ロングボディ/標準幅/ハイルーフ |
乗車定員 | 3名(貨物仕様)または6名(乗用仕様) |
この車両は、耐久性と積載力を兼ね備えた設計で、特に地方都市間の長距離輸送や、舗装されていない道路での使用にも対応できる構造となっています。
3. なぜこの車がこの国で人気なのか?(市場背景)
■ 高燃費とディーゼルの利便性
ザンビアでは、都市部から離れるほど燃料供給が不安定になる傾向があります。その中で、燃料効率に優れた2KD-FTV型エンジンを搭載したハイエースは、安定した走行とランニングコストの低さを両立する存在として非常に重宝されています。
特にこのADF-KDH206Vは約11~13km/Lという燃費を実現しながら、積載時でもパワフルな走りを維持できる点が魅力です。
■ 過酷な道路環境でも安心の4WD
舗装率が低い地方部では、未舗装・泥道・起伏の激しい地形が珍しくありません。そのため、フルタイム4WDの走破性は大きな武器となります。エンジンパワーとトルク配分の絶妙なバランスにより、悪路走行時でも安定感があります。
■ 多用途性:物流・シャトルバス・地方輸送などに対応
このハイエースバンは、以下のように様々な用途での活用が可能です:
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■ 地方の学校送迎車(6人乗り以上仕様)
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■ 医薬品や農業資材の配送業務
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■ 工事現場や採掘現場への資材輸送
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■ 小規模バス会社による都市間輸送
このように「一台多役」の特徴が、コスト意識の高い現地事業者から絶大な支持を受けています。
4. 現地のお客様の声
今回、実際にザンビアでこのハイエースバンを購入されたお客様から、次のような声をいただいています。
「道が悪いエリアで使う予定でしたが、思った以上にしっかり走ってくれて助かっています。」
「エブリィとの取引は初めてでしたが、車の状態も良く、輸送もスムーズでした。」
「日本車はやはり品質が高く、安心できます。次回も同じ仕様のハイエースがあればまた購入したい。」
このように、走行性能・輸送の対応・車両の状態すべてに満足いただけたようで、今後も継続したビジネスへと発展する可能性もある案件となりました。
5. まとめ & エブリィの買取サービス紹介
トヨタ ハイエースバン(ADF-KDH206V)は、ロング4WDモデルならではの走破性と積載性能で、ザンビア市場において非常に高い評価を得ています。地方への物資輸送や人員の移動手段として、信頼できる一台であることが改めて証明されました。
エブリィでは、こうした高需要モデルを中心に、バン・トラック・バス・トラクターなど幅広い車種を買取・輸出しております。車両の状態に関わらず、国内での利用が難しくなったお車でも、海外では必要とされているケースが多くあります。
「少しでも高く売りたい」「信頼できる業者に任せたい」という方は、ぜひ一度エブリィまでご相談ください。
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