道路工事や建築現場で目にする、大きな車輪が特徴的な「ロードローラー」。
アスファルトや土壌をしっかりと押し固め、平らな路面を作るために欠かせない建設機械です。
そんなロードローラーにはさまざまな種類があり、用途に応じて使い分けられています。
また、運転や作業には特定の免許や資格が必要になるため、導入を考えている方は事前に確認しておくことが大切です。
本記事では、ロードローラーの特徴や種類、必要な資格について詳しく解説します。
建設業界で活躍する方や、ロードローラーの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください！
ロードローラーとは？特徴と主な用途
ロードローラーは、土壌や舗装面を圧縮して平坦にするための建設機械です。
「締固め用機械」とも呼ばれ、道路のアスファルト舗装や建築基礎の地盤固めなどに使われます。
✅ ロードローラーの特徴
- 大きなローラー（車輪）で地面を押し固める
- 重量があり、強い圧力をかけられる
- 振動機能を備えたタイプもある
一般的には道路の舗装や整備、建物の基礎づくりなどに活用されますが、用途に応じて適した種類のロードローラーを選ぶことが重要です。
ロードローラーの種類と役割
ロードローラーには、構造や車輪の種類によって異なるタイプがあり、それぞれ得意な作業が異なります。
代表的な5種類を紹介します。
① マカダム式ロードローラー
🚜 特徴
- 前輪1つ・後輪2つの3輪構造
- 鉄製ローラーで非常に重量がある
- 強い圧力で地盤をしっかり固められる
🚜 用途
- 路盤（舗装前の地盤）の締固め
- アスファルト舗装の下地処理
② タンデム式ロードローラー
🚜 特徴
- 前後に1つずつローラーを配置
- 幅広い部分を均一に押し固められる
- 表面仕上げに最適
🚜 用途
- アスファルト舗装の表面仕上げ
- 滑らかな路面の形成
③ タイヤ式ロードローラー
🚜 特徴
- ゴム製のタイヤが前後に並んでいる
- 小回りが利き、静音性が高い
- 走行しながら均等な圧力をかけられる
🚜 用途
- 道路工事や一般舗装作業
- 舗装材の密着性向上
④ ハンドガイド式ロードローラー
🚜 特徴
- 小型で手押し操作が可能
- 狭い場所でも使用できる
- 振動機能を備えたモデルもある
🚜 用途
- 歩道や狭い道路の舗装
- 狭いエリアの地盤固め
⑤ コンバインド式ロードローラー
🚜 特徴
- 前輪が鉄製ローラー、後輪がゴムタイヤ
- 両方のメリットを活かせる
- 最終仕上げにも対応
🚜 用途
- アスファルト舗装の下地処理から仕上げまで対応
ロードローラーの運転・作業に必要な免許と資格
ロードローラーを使用するためには、公道を走行するための免許と作業を行うための資格が必要になります。
✅ 公道走行に必要な免許
ロードローラーのサイズによって、取得すべき免許が異なります。
- 大型のロードローラー →「大型特殊自動車免許」
- 小型のロードローラー →「小型特殊自動車免許」
なお、普通自動車免許があれば、小型特殊自動車免許は不要です。
しかし、大型のロードローラーを運転する場合は、大型特殊免許の取得が必須となります。
✅ 作業に必要な資格
ロードローラーを使って作業するためには、「締固め用機械運転者」の資格が必要です。
🚜 資格取得の条件
- 労働安全衛生法に基づき、「特別教育」を受講する必要がある
- 講習時間：10時間程度（座学と実技）
- 学ぶ内容：ロードローラーの基本知識・操作方法・安全管理
建設現場での作業にはこの資格が求められるため、事前に取得しておくことをおすすめします。
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🔧 取り扱い中古ロードローラー例
✅ 酒井重工業 コンバインドローラー（年式：平成25年 / 稼働時間：2,140h）
✅ コマツ フォークリフト FG25T-17（年式：令和2年 / 稼働時間：1,650h）
✅ コマツ バックホー PC78US-6N0（年式：平成19年 / 稼働時間：4,570h）
在庫状況は随時変動するため、最新情報は公式サイトでご確認ください！
まとめ
✔ ロードローラーは、地面を押し固めるための建設機械で、舗装や基礎工事に欠かせない。
✔ 種類は5つ（マカダム式・タンデム式・タイヤ式・ハンドガイド式・コンバインド式）あり、用途に応じて選ぶ必要がある。
✔ 公道を走行するには「大型特殊自動車免許」または「小型特殊自動車免許」が必要。
✔ 作業をするには「締固め用機械運転者」の資格が必須。
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