高所作業車の特徴とは?用途と種類を詳しく解説

電気工事や通信工事など、高い場所での作業に欠かせない「高所作業車」。高所作業車には、動力・構造・走行方式によってさまざまな種類があります。特に、トラック式高所作業車は昇降装置がトラックに搭載されているため、作業効率が良く、公道の走行も可能で移動もスムーズに行えます。今回は、高所作業車について詳しく解説し、特徴や用途、種類、そして乗る前の注意点をご紹介します。

動力装置による種類

エンジン式高所作業車 エンジンで駆動する高所作業車で、主にディーゼルエンジンが使用されます。走行時の動力だけでなく、高所作業時に使用するブームの油圧も作り出すため、効率的です。屋外での使用に適しており、排気ガスと騒音が発生するため、屋内では使用が制限されることがあります。

バッテリー式高所作業車 バッテリーを複数搭載し、モーターで駆動する高所作業車です。排気ガスが発生せず、静音性に優れているため、屋内での使用に適しています。

バイエナジー式高所作業車 エンジンとバッテリーの両方を搭載し、必要に応じて切り替えることができるハイブリッドタイプの高所作業車です。屋外ではエンジン式、屋内ではバッテリー式と使い分けることができます。

昇降機構の構造による種類

シザース式高所作業車 はさみのような形状の支持脚を持つパンタグラフ方式の昇降機構です。バスケットを2点で支えるため、垂直に昇降でき、高所でも揺れが少なく安定しています。

マストブーム式高所作業車 小型の高所作業車に多く採用される垂直昇降型の昇降機構です。マストが何段にも分かれて収納され、油圧で昇降します。機動性が高く、狭い現場でも活躍します。

直進ブーム式高所作業車 ブームがまっすぐ伸びるタイプで、伸縮ブーム型とも呼ばれます。作業位置へ直線的に接近でき、ブームは何段にも分かれて収納され、油圧で伸縮します。

屈折ブーム式高所作業車 ブームの中間が屈折しており、狭い場所や障害物がある現場でも効率よく作業できます。屈伸ブーム型とも呼ばれ、旋回機能も付いています。

走行方式による種類

トラック式高所作業車 トラックの荷台に高所作業機能を搭載したもので、作業効率が良く、公道も走行可能です。移動もスムーズに行え、搬送料が別途必要ないためコスト削減ができます。

自走式高所作業車 走行機能を持つ重機で、クローラ式とタイヤ式(ホイール式)があります。クローラ式は不整地でも使用でき、タイヤ式は自動車感覚で現場内を走行可能です。一般道は走行できないため、移送車両が必要です。

中古トラック一覧

  • 日野デュトロ TKG-XZU605M
    • 年式:平成25年2月
    • 走行距離:51,000km
  • いすゞエルフ SDG-NKS85AN
    • 年式:平成24年5月
    • 走行距離:77,000km

高所作業車に乗る前の注意点

高所作業車に乗る前に知っておくべき注意点として、法定点検と必要な資格があります。労働安全衛生法第45条により、定期的に自主検査を行うことが義務付けられ、特定自主検査(年次点検)を1年以内に1回受ける必要があります。有資格者による検査結果を記録し、3年間保存しなければなりません。

また、高所作業車を運転する際や作業を行う際には、労働安全衛生法で定められた資格が必要です。作業床の高さに応じて「高所作業車運転技能講習」や「高所作業車特別教育」を修了する必要があります。さらに、トラック式高所作業車を公道で走行する場合は、運転免許証も必要です。

高所作業車の選び方とポイント

高所作業車は、動力、昇降機構の構造、走行方式によってさまざまな種類があります。使用する用途や作業現場に応じて最適な高所作業車を選びましょう。動力装置や昇降機構、走行方式による違いを理解し、安全に作業を行うための注意点を押さえてください。

まとめ

高所作業車は、動力・構造・走行方式によって種類が異なります。用途や作業現場に応じてベストな高所作業車を選び、安全に使用するための知識を身につけることが重要です。中古トラックの選択肢も多くあるため、ぜひチェックして最適な1台を見つけてください。

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