トラックを安全に走行させるために必要な部品や装置はたくさんありますが、中でもエンジンを正常に動かすために必要な装置が「ウォーターポンプ」です。ウォーターポンプが故障するとエンジンがオーバーヒートしてしまい、トラックに深刻なダメージを与える可能性があります。
ウォーターポンプの故障症状とその原因
ウォーターポンプの故障は様々な症状で現れます。以下のような症状が見られた場合は、ウォーターポンプの故障が考えられます:
- ウォーターポンプ周辺から水が漏れている
- エンジンをかけると車内に甘い匂いが広がる
- エンジン周辺から異音がする
特にウォーターポンプの水漏れを放置すると、エンジンにどんどんダメージを与えることになります。エンジン付近に白い固まりが付着していたり、冷却水が短期間で大幅に減ったりしている場合は、ウォーターポンプの水漏れが原因のことが多いです。少しでも異変を感じたらすぐに確認しましょう。
異音の種類とその対処法
エンジン周辺の異音にも注意が必要です。異音の種類や出どころを特定し、それに応じた対処を行いましょう。
- 「キュルキュル」といった異音: ベルトの張りが弱いか、ウォーターポンプのプーリーに問題がある可能性があります。この場合はベルトの交換やベルトの張りを調整する必要があります。
- 「カラカラ」といった異音: ベアリングの劣化が考えられます。ウォーターポンプ本体の交換が必要です。
- 「キーン」といった異音: メカニカルシールの劣化や水漏れ、またはベアリングの劣化が原因となることが多いです。この場合はウォーターポンプを外して修理します。
ウォーターポンプの寿命と故障を防ぐ対策
ウォーターポンプの寿命は走行距離10万kmが目安とされています。また、タイミングベルトの交換時に一緒に交換するのが一般的です。定期的なメンテナンスを怠らず、少しでも異変を感じたら確認することが重要です。
冷却水不足を防ぐことで、ウォーターポンプの故障を予防することも可能です。定期的に冷却水の量をチェックし、不足しないように心掛けましょう。
ウォーターポンプの交換方法と費用
ウォーターポンプが故障した場合の交換方法は以下の通りです:
- ラジエーターの下にあるボルトを外して冷却水を抜く。
- ラジエーターとタイミングベルトを外す。
- ウォーターポンプを取り外し、新しいものに交換。
- 取り外した逆の順番でタイミングベルトとラジエーターを取り付ける。
- 冷却水を補充して終了。
ウォーターポンプの交換費用は、部品自体の価格が1万円程度、業者に依頼する場合の費用は数千円から8万円程度かかることがあります。トラックのメーカーやモデルによって費用が異なるため、見積もりを確認してから依頼するようにしましょう。
中古ウォーターポンプのご紹介
エブリィでは、中古のウォーターポンプも多数取り扱っています。以下は一部の中古ウォーターポンプのリストです:
- 三菱ふそう キャンター エンジンASSY (2PG-FBA20, 2019年, 走行距離:0万㎞)
- 建設機械 その他の建設機械 エンジンASSY (SK135SR-2, 2012年, 走行距離:0万㎞)
- 三菱ふそう ファイター 【shimaのエンジン載替消耗品12点セット】 (PA-FK71R, 2005年, 走行距離:0万㎞)
- 三菱ふそう ファイター 【shimaのエンジン載替消耗品6点セット】 (PA-FK71R, 2005年, 走行距離:0万㎞)
最後に
ウォーターポンプの故障を放置すると、大きな事故に繋がる恐れがあります。少しでも異変を感じたらすぐに点検を行い、必要なら交換を検討してください。定期的なメンテナンスを行い、冷却水の量をチェックすることで、ウォーターポンプの故障を予防しましょう。
ウォーターポンプの交換が頻繁に必要な場合は、トラック自体の劣化を疑い、中古トラックへの乗り換えも視野に入れてください。
中古トラックの売却を検討されている方はエブリィのかんたん買取査定もしくは海外委託販売をぜひご活用ください。
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