トラック運転手の皆さん、エンジンを正常に動かすために欠かせない部品のひとつがウォーターポンプです。もしこのウォーターポンプが故障すると、エンジンがオーバーヒートし、トラックに深刻なダメージを与える可能性があります。
今回はウォーターポンプの故障症状や異音について、そしてウォーターポンプの寿命や故障を防ぐ対策、交換方法や費用について詳しく解説します。
ウォーターポンプの故障症状と異音の見分け方
ウォーターポンプが故障すると、以下のような症状が現れます:
- ウォーターポンプ周辺から水が漏れている
- エンジンをかけると車内に甘い匂いが広がる
- エンジン周辺から異音がする
特に水漏れを放置していると、エンジンに大きなダメージを与える原因となります。エンジン付近に白い固まりが付着していたり、冷却水が急に減ったりする場合も要注意です。
異音にも種類があり、それぞれ原因や対処法が異なります。
異音の種類 | 考えられる原因 | 対処法 |
---|---|---|
「キュルキュル」といった異音 | ベルトの張りが弱い、ウォーターポンプのプーリーに問題がある | ベルトの交換、ベルトの張りを調整 |
「カラカラ」といった異音 | ベアリングの劣化 | ウォーターポンプ本体の交換 |
「キーン」といった異音 | メカニカルシールの劣化や水漏れ、ベアリングの劣化 | ウォーターポンプを外しての修理 |
異音の種類や原因を特定するのは難しいので、プロに点検や修理を依頼することをおすすめします。
ウォーターポンプの寿命と故障予防策
トラックの部品や装置は消耗品が多く、ウォーターポンプも例外ではありません。しかし、適切な対策を講じることで、故障のリスクを減らし、寿命を延ばすことができます。
ウォーターポンプの寿命としては以下のタイミングを目安に交換を検討してください:
- 走行距離が10万kmに近づいた時
- 同じウォーターポンプを10年使用した時
- タイミングベルトを交換する時
冷却水不足を防ぐことで故障を未然に防げます。定期的に冷却水の量をチェックし、エア噛みが起こらないよう注意してください。
ウォーターポンプの交換方法と費用
ウォーターポンプの交換は、次の手順で行います:
- ラジエーターの下にあるボルトを外し、冷却水を抜く
- ラジエーター、タイミングベルトの順に外す
- ウォーターポンプを取り外し、新しいものに交換する
- 取り外した順番の逆で組み立て、冷却水を補充する
交換には以下の費用がかかります:
- ウォーターポンプ本体の価格:1万円程度
- ディーラーや整備工場への依頼費用:数千円〜8万円程度
ウォーターポンプの交換は複雑であり、特にタイミングベルトの取り扱いには注意が必要です。専門知識が必要なので、ディーラーや整備工場に依頼するのが安全です。
ウォーターポンプの故障時の乗り換えの検討
ウォーターポンプが故障すると、トラック自体の劣化も原因であることが多いです。修理や交換を繰り返すよりも、中古トラックに乗り換える方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。定期的にトラックの状態を確認し、必要に応じて乗り換えを検討してください。
中古ウォーターポンプ一覧:
- 三菱ふそう キャンター エンジンASSY
- 型式:2PG-FBA20
- 年式:2019年
- 走行距離:0万km
- 建設機械 その他の建設機械 エンジンASSY
- 型式:SK135SR-2
- 年式:2012年
- 走行距離:0万km
- 三菱ふそう ファイター エンジン載替消耗品セット
- 型式:PA-FK71R
- 年式:2005年
- 走行距離:0万km
ウォーターポンプの故障症状や異音を確認したら必ず交換しよう
ウォーターポンプの故障症状や異音を感じたら、すぐに点検・修理を行いましょう。放置すると重大な事故につながる可能性があります。定期的なメンテナンスと適切な対策で、トラックの安全運行を維持してください。
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