ポールトレーラーとは?特徴や種類、運転のポイントなど詳しく解説!

ポールトレーラーは、鋼管や鉄道の車両など、長さがありながら分解できないものを運搬する際に活躍する特殊なトレーラーです。一般的なトレーラーとは異なり、長い積荷を安全かつ効率的に運ぶために設計されています。トラクターとトレーラーが初めから連結されているため、一体型での運転が可能です。

ポールトレーラーの連結部分には「ステアリングドローバー」という伸縮可能な部品があり、車体の長さを変えることでカーブをスムーズに曲がることができます。これにより、長い車体でも小回りが利くため、運転の難易度が下がります。

ポールトレーラーのサイズと積載重量

ポールトレーラーの高さや幅は一般的な大型トラックとほぼ同じですが、車両の長さは運ぶ積荷によって異なります。一般道では16mまで、高速道路では12mまでが通常の制限ですが、警察署に許可を得ることで、一般道は25mまで、高速道路は21mまで緩和されます。積載重量もポールトレーラーごとに異なるため、車検証を確認しておくことが重要です。

ポールトレーラーに必要な免許

ポールトレーラーの運転には「大型免許」と「けん引免許」が必要です。以下はそれぞれの免許取得条件です。

大型免許の取得条件:

  • 普通免許(MT)・準中型免許・中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得してから3年以上経過していること
  • 満21歳以上

けん引免許の取得条件:

  • 普通免許(MT)・大型免許・準中型免許・中型免許・二種免許・大型特殊免許のいずれかを所持していること
  • 視力が両眼で0.8以上かつ一眼でそれぞれ0.5以上、三桿法(さんかんほう)による奥行知覚検査器の平均誤差が2cm以下であること
  • 満18歳以上

ポールトレーラーは大型特殊自動車に分類されますが、大型特殊免許は不要です。ただし、通常のトラックに比べて長さがあるため、運転には高度な技術が求められます。運転の練習を重ねて、コツをつかむことが大切です。

ポールトレーラーを運転する際の注意点

ポールトレーラーは一般的なトラックに比べて全長が長いため、運転時には特有の注意点やコツがあります。特にカーブを曲がる際やバックする際には慎重に操作する必要があります。

カーブを曲がるコツ: 曲がり角では、遠心力によって外側に飛び出してしまいがちです。曲がる前にスピードを落とし、ブレーキをあまり踏まないように気をつけながら走行します。急ブレーキや急ハンドルはスリップの原因となるため、ゆっくりと曲がることが重要です。

左側にバックするコツ: 左バックの際は車体に角度をつけすぎないことがポイントです。縁石から60cm、車体後部をくぼみから2m離れた位置でハンドルを右方向に切り、バックします。車体の角度を120度ほどにしたらハンドルをまっすぐに戻し、150度になる手前でハンドルを左側に1回転させます。角度が150度になったら左側にハンドルを思い切り切りましょう。

右側にバックするコツ: 右バックの際はハンドルを回しすぎないことが大切です。車両のヘッドを少し折った状態からまっすぐに整え、ゆっくりとバックしながらハンドルで微調整します。ハンドルを右方向に切り、ヘッド後輪が白線上に来るように合わせます。

まとめ

ポールトレーラーは、鋼管や鉄道の車両などの長い積荷を安全に運搬するために欠かせない特殊なトレーラーです。大型免許とけん引免許が必要で、運転にはコツが求められます。ポールトレーラーを効率的に運転するためには、運転技術を磨くことが重要です。エブリィではさまざまなトレーラーを取り揃えていますので、ぜひ在庫をご確認ください。

  • 三菱キャンター 2RG-FEB80 年式:令和6年11月 走行距離:1,000km
  • 三菱スーパーグレート 2PG-FS74HZ 年式:令和6年11月 走行距離:2,000km
  • 三菱キャンター 2RG-FEAV0 年式:令和6年11月 走行距離:1,000km
  • 三菱スーパーグレート 2PG-FS74HZ 年式:令和6年10月 走行距離:7,000km

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