フルトレーラーとは？特徴や種類、運転のポイントなど詳しく解説！

フルトレーラーとは、エンジン部分がなく牽引されるトレーラーの一種です。前後に車軸があるため、自らの重量を支えることができ、一度に大量の荷物を運ぶことが可能です。そのため、大規模な輸送が必要なシーンで大活躍します。

フルトレーラーの特徴として、トレーラー部分をトラクターから切り離せることがあります。これにより、輸送費を抑えることができ、重量税がかからないため、税金面でもメリットがあります。

セミトレーラーは、日本で最も一般的なトレーラーです。前後に車軸を持つフルトレーラーとは異なり、セミトレーラーの車軸は後部のみで、前輪はありません。そのため、セミトレーラーはトラクターと連結しないと荷物を運搬できません。

フルトレーラーには、構造の違いと車体の種類が存在します。

構造の種類

ドリー式: ドリー式は前軸台車を備えており、セミトレーラーと同じ仕組みです。前軸ごとに旋回できるため、トレーラーが追従しやすくなります。ただし、後退時にはコツが必要です。
センターアクスル式: 荷台の中央部に前軸と後軸が集まっている構造です。トレーラーをコントロールしやすく、後退が容易にできるため便利ですが、遠心力の影響を受けやすいので注意が必要です。

車体の種類

ライトトレーラー: 軽量な造りで、単体では走行できず、個人のレジャー目的などで使われます。
平ボディ: 荷台をあおりと呼ばれるパネルで囲んだタイプで、さまざまな種類のトラックに採用されています。積載量や使いやすさ、価格のバランスが良いため、多くの場面で活躍します。
ダンプトレーラー: 荷台をリフトアップできるため、土砂やゴミなど大量の荷物を排出するシーンで活躍します。

フルトレーラーは全長が長いため、運転にはいくつかの注意点やコツがあります。

カーブを曲がるコツ: 右折時は大回り、左折時は車輪の通過ラインに気をつけながらゆっくりと回りましょう。内輪差が大きくなるため注意が必要です。

バックのコツ: バック時は左右に曲がってしまうため、少しずつ修正しながら小刻みに行いましょう。窓を全開にして目視確認を徹底し、特に最後尾は死角になりやすいため安全確認を怠らないようにしましょう。

前進のコツ: 前進には特にコツはありませんが、車幅に気をつけて運転することが重要です。

フルトレーラーは、大規模な荷物の輸送に欠かせないトラックです。構造や車体の種類によって異なる特徴があり、それぞれに合った使い方が求められます。エブリィでは、さまざまなフルトレーラーを取り揃えており、お客様に最適なトラックを提供いたします。ぜひ在庫をチェックしてみてください。

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