トラックを日常的に運転する方なら耳にすることが多いさまざまなトラック用語がありますが、安全にトラックを運転するために理解しておきたい用語の一つに「最小回転半径」があります。今回は、最小回転半径の定義と、トラックの種類・サイズ別での違いについて詳しく解説します。ぜひ、トラックを運転される方は覚えておいてくださいね。
最小回転半径とは?
「最小回転半径」とは、ハンドルを最大限に切った状態で旋回した際、最も外側のタイヤの中心が描く円の半径のことをいいます。この数値は、トラックの小回りのしやすさや曲がりやすさを示す重要な指標です。
トラックは12m以下でないと公道を走ることができないと、道路運送車両法によって定められています。メーカーは国土交通省からこの数値の認可を受け、各カタログに掲載しています。最小回転半径は、「ホイールベース/Sinタイヤの最大切れ角」で求めることができ、ホイールベースの大きさに比例します。
最小回転半径が小さいほど運転時に小回りが利きやすくなり、Uターンや車庫入れの際にも便利です。ただし、この数値はハンドルの切り具合やタイヤの劣化具合、路面の状態によって変動するため、あくまで目安として捉えることが重要です。
トラックの種類やサイズごとの最小回転半径
最小回転半径は、トラックの種類やサイズによって異なります。ここでは、いくつかの代表的なメーカーのトラックの最小回転半径をご紹介します。
大型トラック
- いすゞ「ギガ」大型ウィング(フルキャブ)2PG-CXG77C-XX-D:11.4m
- 三菱ふそう「スーパーグレート」カーゴ(フルキャブ)2PG-FU74HZ:10.0m
- 日野自動車「プロフィア」カーゴ(フルキャブ)FN1AYJG-FRABA:11.6m
中型トラック
- いすゞ「フォワード」カーゴ(フルキャブ)2RG-FRR90S2:7.2m
- 三菱ふそう「ファイター」カーゴ(フルキャブ)2KG-FK65F:7.5m
- 日野自動車「レンジャー」カーゴ(ショートキャブ)FC2ALBG-CMBBA:7.5m
小型トラック
- いすゞ「エルフ」カーゴ(標準キャブ)NJR88A-EE6LAA-D:4.4m
- 三菱ふそう「キャンター」カーゴ(標準ルーフキャブ)2RG-FBA20:4.5m
それぞれのトラックの用途や目的に合わせて、最小回転半径をチェックすることが重要です。
トラックの最小回転半径=曲がりやすさ!購入時の参考に
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